タイの洪水被害が拡大している、製造業は3.11の東日本大震災以降で最も深刻な供給障害に直面している。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は先週、タイで発生した洪水の影響により、パソコン(PC)「Mac(マック)」に使用する部品の供給が遅れていることを明らかにした。
一方、タイは世界のHDD生産の約4分の1を担っているが、工場が水没するなどで、生産が止まっている。ハードディスク駆動装置(HDD)メーカー最大手の米ウエスタンデジタル(WD)は10~12月期が赤字に陥る見込みだとし、生産が通常通りに戻るには数カ月かかるとの見通しを示した。
そうした中、メーカー各社は、タイから生産設備を日本に持ち帰るなどの措置で、タイで生産できなくなった部品などの代替生産を拡大する計画で、その際、タイ人の従業員受け入れも求めていた。
藤村修官房長官は28日午前の記者会見で、操業ができなくなった現地の日系企業で働くタイ人従業員を一時的に日本に受け入れる方針を明らかにしました。その理由を、「アジア全体のサプライチェーンに大きく影響することも考慮したため」と述べた。
受け入れ規模は三十数社、数千人規模になる見通しだ。経済産業省によると、条件は在留期間6カ月に加え、受け入れ企業が確実にタイ人従業員の帰国を約束するほか、日本人の雇用を圧迫しないことなどとなっている。
だけど、数千人がすぐに住めるように準備できるのだろうか?また、家族の入国は認めないそうだが、洪水のなかに取り残された家族のことを考えると、そこのところをなんとかできないものですかね。
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