iPhone5cが発売されて、はや1ヶ月が経つが、どうも売れ行きが思わしくないようだ。AppleではiPhone5c単独の販売数を公表しておらず、正確なところは不明なのだが、減産するのは確かなようだ。
Appleは、第4四半期におけるiPhone5cを20%以上減産する方針だと、ロイターなど複数のメディアが報じている。
なによりも悲惨なのは、中国市場を意識して投入されたiPhone 5cだったが、中国はiPhone 5sに対してiPhone 5cの売れた割合が世界で最も低い国だということだ。不人気として報じられる大きな理由に”価格”がある。iPhone5cはiPhone5sの廉価版と期待されていたが、ふたを開けてみれば、16GBモデルが4488元(約7万2千円)と、スペックの割に値段が高いことがわかった。また、iPhone5cとiPhone5sの価格差があまりなく、その差は16GBモデルで800元(約1万2千円)と少ない。
日本でも16GBモデルの場合、iPhone 5sとiPhone 5cに価格差がないのが現状だ(どちらも実質0円)。同じ値段でチープな5cを買う人はいないだろう、カラフルなカラーといっても、5sにカラフルなカバーをつければいいだけじゃない!
AppleがiPhone5cをどのように考えているのかわからないが、cシリーズを定着させるには、スペックや価格の見直しに迫られそうだ。
そのうちiPhone5cの大バーゲンが始まるかも?