Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
ここは「のべる」場です。

花形を排除したもの

2020年08月06日 09時03分40秒 | 日記
おはようございます。

Konemy述べる時間です。

今朝の朝刊を軽く斜め読みしてみて

風化ってこういう事なのかも知れないと

僅かながらに感じた次第。

別に当時を知らないし、当事者でもありませんから。

そもそも風化させない事を訴える気もありませんし。

流れに身を任せる次第です。

行き先が落差激しい滝であると感じるまでは。

私にとって8月は夏休みであったり

誰もが一年に一日は持っている特別な日があったり

何かと前向きな月だと幼い頃は感じていました。

ここ最近の8月マイブームが戦争映画・映像や事件のドキュメンタリーを観る事になりつつあります。

末広がりで縁起が良いとされる「八」を冠する月はこの国にとって決して良い月とは言えません。

個人的に最も好きな戦争映画は『硫黄島からの手紙』です。

単に嵐の二宮くんと加瀬亮さんが好きで。

もちろん、内容も好きですよ。

戦争映画と言いますと、やはり戦闘シーンが見どころでしょうね。

銃撃戦、爆破シーン、桜の花びらのように無残にも散っていく命。

今日は戦争モノの花形ともいえる戦闘シーンを極力排除した物語についてお話ししようかと。

ちょうど、今日ですし。

『この世界の片隅に』

漫画・アニメ・ドラマ

いろいろなコンテンツで提供されていますから、名前くらいはご存知でしょう。

因みに、私は三つともに触れました。

舞台は広島県呉市。

戦時下の中で必死に生きていく少女を描いています。

戦争モノではありますが、日常系です。

全くないわけではありませんが、基本的に戦闘は起こりません。

軍に属する男はもちろん出てきますが

録事だったり、技術者だったり。

銃を持って敵国人を葬るなんて事はありません。

戦闘シーンを有するものを軽視する気はありませんが

本来、我々が知るべきはこういったことではないのか。

そう考えさせられる作品でした。

今の生活が幸せか。

そう問われて「幸せ」だと答えられない人も多くいます。

そんな人にこのような作品を観せて

「昔の人はこんな苦労をしていたんだ、贅沢言うな!」

などという人。

私はそんな人が大嫌いだ。

『この世界の片隅に』で描かれているのは

「幸せ」なのだろう。

戦時下という、我々から考えればとても幸せとはいえないだろう中でも

登場人物たちは生き生きとしている。

どうか彼らの事を今、生きる人々が強引に生きる為の説得材料にはしないでもらいたい。

何だか、最後に話が飛びましたね。

              それでは bye! Konemy