Konemyのベル

『毎日を特別なものにする為』
その日の総括、思う事、省察……
ここは「のべる」場です。

作家と受け手の被造物

2018年10月13日 21時24分15秒 | 日記
おはようございます。

作家。

文学研究の中で、命題とされるモノ。

作家とは何か。

答えが簡単に定まるはず無いんで

ここでは『世界を創る者』とします。

この説明も比喩表現を用いているのでよろしく無いですが

そんな問題は相模湾にでも沈めておいて。

誰しも自らの世界を持っていると思います。

それが現実的であろうと、非現実的であろうと。

故意だろうが、自然だろうが。

人は世界を創る生き物です。

仮に望んで世界を創ったとしましょう。

その世界は創り手(作家)の望んだモノで溢れていますか?

作家の表したい事だけを表した被造物ですか?

誰かが言っていました。

作者は作品の奴隷だと。

そこまで強くは言いませんが

例え自ら創った被造物であろうが、自らのものでは決して無いのです。

私はそれが嫌だ。

本来表したく無いことが被造物から溢れてしまうのは仕方ない。

意識していないだけで、潜在的に思うこともあるかも知れないから。

ただし、歪める事だけはやめて欲しい。

いわゆる”作家先生”と言われるプロの小説家には

編集さんがいますよね。

創り手が編集さんと話を進めていくうちに

最初に思っていたものと全く違うものが目の前にある。

起こり得るんです。

創り手の立場が上ならより良いものへと変わるかも知れない。

もしも立場が逆なら……。

自ら創った被造物が自らのものでは無いとしても

被造物を歪める行為は『存在否定』である。

なんか長くなったね。

気分屋です、悪しからず。

それでは bye! Konemy