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相談があるたびに、推薦している本がいくつかある。<o:p></o:p>
家族の会のHPにも代表的な本が紹介されている。<o:p></o:p>
http://www12.ocn.ne.jp/~kazoku/tk-syoseki1.htm<o:p></o:p>
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その中の一つで「統一教会から愛する人を助けるために」マインドコントロール研究所編集・いのちのことば社出版のものがある。<o:p></o:p>
私ども家族が関わった時にはまだこの本は出版されていなかった。
当時は家族の会編集の「自立への苦闘」が私ども家族のテキストであった。<o:p></o:p>
入信した家族と向き合うための心の準備をする上では、この本はバイブルであった。<o:p></o:p>
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「統一教会から愛する人を助けるために」は、2010年3月発行であり、まだ新しい本である。<o:p></o:p>
出版元の在庫が売り切れるなんてことは、この本の成り立ちから考えて喜ぶべき話ではない。ただ藁をもつかむご家族の気持ちを利用して、人気古本市場のアマゾンで2万円の設定はいかがなものかと思う。<o:p></o:p>
ひょっとして、統一教会による買い占め?!<o:p></o:p>
なにしろ反牧対策の経費だけでも統一教会は数億円を投じていると言われている。<o:p></o:p>
買い占めは有り得ない話ではない。<o:p></o:p>
ただ最近楽天の方で正規の価格を少し上回る値段のものが出てきているのでまだ救いがある。<o:p></o:p>
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さて、ここから今日の本題である。<o:p></o:p>
こういう本は「脱会のマニュアル本」ではない。<o:p></o:p>
多くの方は紹介された時、脱会の為のマニュアル本と勘違いされている。<o:p></o:p>
きちんとしたカウンセラーに相談すれば、これらの本は親の在り方、家族の在り方のテキストである。<o:p></o:p>
あるご家族は、説得に行き詰った時に娘さんの前でこの本を読み上げたそうだ。<o:p></o:p>
自分たちの在り方が問われているのに、本末転倒である。
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100の家族があれば、100否それ以上の家族の絆がある。<o:p></o:p>
「統一教会から愛する人を助けるために」で北大の櫻井義秀氏が初めにこう述べておられる。<o:p></o:p>
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親が子供に真剣に向き合う。どのようにして統一協会に入り、どのような活動をした結果、眼前の姿になったのかを理解し、親子関係を再確認するために忍耐の時を過ごす。そのような親の情愛を会得することで、子どもは真の父母と子女という文鮮明との擬制的親子関係の欺瞞に気づく。・・・・<o:p></o:p>
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この言葉は全く私どもの体験したことを一言で言い表したものである。
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しかし、具体的にどうすればよいのか、それは家族の中から生まれてくるものだと私の体験から感じている。
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100の家族があれば100の絆の中にヒントが必ずある。
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子どもと向き合う前に、家族の本当の在り方を考えながら、親がどう変われるのか。
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これを教えてくれえたのは、これらの本であり、私ども家族と真剣に向き合ってくれたヨシュアさんだった。<o:p></o:p>
俺は家族のために死に物狂いで働いてきた・・・と言っている父親はこの問題から落第である。
実際、私もこの問題に向かい合う前はそんな父親だった。<o:p></o:p>
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私は今、この問題に関わったことにより、家族とは何か、人生の中で真剣に考え苦しんだ時期を与えられたことを感謝している。<o:p></o:p>
これらの本の出筆者の先生方の豊富な経験にもとづくアドバイスは、今全国で苦しんでおられるご家族の指針となると確信している。
専門のカウンセラーの方に指導を受けながら、読まれることをお勧めしたい。<o:p></o:p>
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ご相談は全国統一協会被害者家族の会 まで<o:p></o:p>
記事,読ませていただいています。
臨床心理学を少々かじったことがある程度の私が言うのは恐縮なのですが,kokoroさんのおっしゃるように,カウンセリングに絶対的なマニュアルはありません。
ご紹介いただいた本を少しずつ読んでいますが,読むたびに,信者の家族が問題の大きさに気づき,団結し,信者となった一員を支えていく必要があることを痛感しています。
信者を家族に持つ皆さんがこれまで経験されたきた,通じ合えないもどかしさや,早く脱会してほしいという焦燥,どうしてこんなことになってしまったのかという絶望感,これらは私なぞが計り知れるものではないでしょう。
でも,その家族の大事さをぜひとも信者を持つ家族の皆様に知っていただきたいと思います。『自立への苦闘』にも,「救出カウンセラーは信者の妄信を落ち着かせる役目を担い,本当に救い出すのは家族の役目である」と書かれています。
私は,家族の力を信じております。大切な人のために,自分にできることは何か,少しずつ,探していきたいと思います。
またブログの方,読ませていただきます。ぜひ続けていってください。
コメントありがとうございます。
ブログを休むということは、読者の激減を伴います。
私のブログへの訪問者の方は統一教会の現況を知りたいということで来られていましたが、5年前とちがい、今は多くのブロッガーが情報に関わるようになり、情報屋としての私の役目も終わりつつあるように思います。
過去の体験は思い出したくないこともありましたが、5年という月日は私に心の整理をする時間を与えてくれました。
これからは、ブログのスタンスを今迄の情報屋の殻を少し筒破っていきたいと思っています。
私の体験した教訓を少しづつ書きながら、今も悩み苦しんでおられるご家族の皆様とともに歩むことができたらと思っています。
まだまだ私も学びの途中です。ご意見いただければ幸いです。