この数日、オウム真理教元幹部平田信被告の裁判が栽培員裁判として開かれ、地下鉄サリン事件等一連のオウム事件の裁判で死刑が確定した元信者が証人として立つなど、今再びマスメディアの注目を集めることになっています。<o:p></o:p>
危惧していることがあります。平田信被告が本当に仮谷さん殺害を目的とした計画を事前に知っていたかどうか、という個人への責任の有無を問うだけに終わってしまっている報道があまりにも多いということです。
オウム真理教というカルトになぜ人々は生きる道を選んだのか。
そこにはマインドコントロールという手法が内在し、その団体がその手法を使って、人の心を善から悪に染めてしまった事実。
教団があり、教義があってこそ信者がいるわけですから、個々の信者の犯した罪は罪として裁かれなければなりませんが、カルト教団のマインドコントロールの解明抜きには本質的な問題解決にはならないと考えています。
統一教会にしても信者が「霊感商法」等で逮捕されると、教団本部は指導が行き届かなかったことを言い訳にして信者個人の責任に転嫁してしまい、教団本部が根本から断罪されることはないのです。
オウム真理教も教団名は無くなったとはいえ、その後二つの教団が今でも活動を続け、信者を増やしているとのことです。
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松本サリン事件では、無実の特定の個人に集中するあまり、問題の本質に近づくことができずに、その後のオウム真理教の凶悪犯罪を阻止することができませんでした。
今オウム事件で死刑囚として囚われている人たちは、警察がきちんと対応していれば、こんなことにはならなかったと思います。
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こんなことを書くと、オウム事件で被害にあわれたご家族から、罪を犯した個人への責任について甘いのではと、ご批判もあろうかと思いますが、私の娘もあの時、家族の説得を振り切って統一教会への信仰を続けていたら、今頃「霊感商法」の担い手になっていたことを思いますと、カルト団体を泳がしている社会にこそ問題の根源があるという私の思いから発した言葉であることを察していただければと思います。<o:p></o:p>
娘はマインドコントロールから目覚め統一教会から離れましたが、カルトが生き続ける社会がある限り、私どもの家族、子孫が再び、又これを読まれておられる皆様のご家族が勧誘され入信する能性は残されたままなのです。
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再び浮上したオウム裁判を通して、興味本位的なマスメディアの報道に躍らされることなく、このようなカルト団体による悲劇を生まないために、私たち一人一人が力は小さくとも何ができるか、考えるときが来ているのではと思います。
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参照
H-Yamaguchi.net・・オウム事件から学ぶこと
http://www.h-yamaguchi.net/2014/01/post-7c36.html<o:p></o:p>
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相談窓口のお知らせ
統一協会被害者家族の会 <o:p></o:p>
電話:03-3350-5808
(水・金曜 13:00~16:00)変更があるかもしれませんのでHPでご確認ください。
http://www12.ocn.ne.jp/~kazoku/tk-denwasodan.htm
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神田 明 (個人ボランティア)<o:p></o:p>
携帯 090 2140 5808<o:p></o:p>
相談日 毎日(日曜、祭日も受け付けていただけます)<o:p></o:p>
時 間 19時30分~20時30分<o:p></o:p>