Aloha Days

2010年、ハワイ暮らしを始めます♪
今までありがとうございました

インタープリター

2005-05-18 | 映画 ア行
試写会で「インタープリター」を観てきました。

久しぶりにどっしりした見ごたえのある映画を観た!と満足感が残る作品でした。
主演はニコール・キッドマンとショーン・ペン、この2人の共演を観るだけでも一見の価値ありです、良かったです!
特に後半ギリギリまでお互いに心を完全に開けないままでいるんだけど、最後には2人の間に心の底で繋がった友情と愛情が生まれる。
その表し方がひじょーに感動的でした~

そして、史上初の国連本部での撮影!
すごぉぉぉ~い!これも一見の価値ありました!

N・キッドマンは相変わらずこの世のものとは思えない美しさ・・・
白い!足長い!目の色きれいっ!鼻がかわいいっ!
もーなんで同じ人間でもこうまで差ができるのさー!ずるいよーっ!
(本気で怒りたくなる)

しかもキレイなだけで終わらず、シリアスな役も似合うし、それを演じるだけの演技力もあると思う。
個人的には時代物の作品にもっと出てもらいたいな~
って、お人形さん遊びの延長のような感覚かも・・・キレイなドレス着てもらいたい、みたいな(危?)

ショーン・ペンは画面に出てきただけで感動しちゃうのよね~
もう昔のやんちゃなショーン・ペンの面影はなく、正統派演劇人としての地位を確立しちゃってますね。
最初出てきたとき、すご~く老けたなぁと思ったんだけど、この映画ではそれがまたいい味付けになってました(2週間前に妻を交通事故で亡くしたシークレット・サービスの役)

いやーいいよ!ショーン・ペン!
この人ほど男泣きがよく似合う人もいないかも・・・
(デンゼル・ワシントンも似合うけど)

サイドのキャストもみんな良かったですよ~
キャサリン・キーナー(ドット・ウッズ捜査官)がカッコよかったな
「ボーン・アイデンティティ」のジョアン・アレンみたいな役だったけど、もうちょっとお茶目だったかな

あと饅頭顔のクライド・クサツ
こういう役多いね、でもなんだかこのおっさん好きなんだよね~
ハワイ生まれの日系人だから贔屓したくなるのよ(笑)
ちなみにニコール・キッドマンもホノルル生まれ♪

監督&製作のシドニー・ポラックがチョロっと出てきたような気がしたけど・・・気のせい?


内容は思いっきり社会派です。
近年のアフリカ諸国が抱える問題(人種問題や独裁者による恐怖政治、大国からの圧力などなど)をちょこっとでも予習しておくとさらに解りやすいかも・・・
そして作品中に何度も「世界から非難轟々のアメリカ」って感じのセリフが出てくるのも、このご時世ならでは
国連のアメリカ人スタッフ達も日々、某わがまま大統領の尻拭いでさぞかし大変なことでしょうねぇ・・・といらぬ心配しちゃったり

宣伝や予告編では「ラブストーリー」とか言っちゃってますが、私はそうは思わなかったなぁ
もっともっとずーっと深い感情を表した話だし、愛情だけの話で終わってるわけではないし・・・
その他の宣伝文句も全て、ひとまず忘れて観たほうがいいと思います(配給会社さん、毎度毎度頼みますよーホントに)

結構シリアスな内容なので、好みが分かれるかも知れないですね
でも私はあえてオススメします♪