【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

同行取材のてんまつ記 菅さんネットカフェ視察

2008年12月27日 22時30分22秒 | その他

同行取材のてんまつ記 菅さんネットカフェ視察

 エントリーにしていませんでしたが、菅直人・緊急雇用対策本部長のネットカフェ視察(埼玉・蕨)を同行取材してみました。そのときの映像などをまとめて、「メーキング・ビデオ」を作ってみました。

 夕方や夜のTVニュースでみると、「まったく菅直人も何パフォーマンスやってんだか?」という感じです。

 が、TVの技術スタッフは午前11時の視察のずっと前からクルマで来て、ケーブルを持ったり、場所を確認したり。新聞記者も先に来て、固有名詞を確認したり、視察後のぶら下がりインタビューの手順をあらかじめ確認したり、お店に入って社長に取材したりていねいにやりながら、原稿を作っていきます。社によっては現場で「(正午過ぎ、午後1時ごろシメキリの)夕刊にたたき込む」ためにパソコンをカタカタ。大変です。

 もちろん、前日までに緊急雇用対策本部の事務局長でもある高山智司(たかやま・さとし)民主党遊説局長が直接訪問して、TV撮影OKの約束をとりつけ(これが難しい)、当日の店内取材の手はず(広さの関係から、TV局、新聞社数社の代表取材方式の養成)を整えてくれているわけです。

 路上でぶら下がり取材はできませんから、広いバスターミナルに歩いて移動しての菅さんと“住民”の方へのぶら下がりインタビューをしました。その手順も秘書さんが協力してやってくれるわけです。

 民主党の議員、秘書さんも政権党になれば、こういう仕事も増えます。コツは新聞社1社、TV局1社の記者さんと早め早めに相談することではないでしょうか。各々の記者が「どんな素材(映像・音声、記事内容)をほしいか?」を考えていただきたい。とはいえ、私も当日、「夕刊に入れないといけない」とあわてる若手記者をみて驚き。ケース・バイ・ケース、その場での臨機応変さも大事です。まあ、そのうちそのうち。



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