(初投稿は午前11時55分で、午後5時更新)
[写真]参議院第二別館、3年前の2015年の11月、宮崎信行撮影。
参議院本会議で代表質問が終了。その後、衆議院予算委員会で平成30年度第1次補正予算案の趣旨説明が速やかに行われました。あす午前8時55分から、新閣僚での初めての委員会質疑になります。
【参議院本会議 平成30年2018年10月31日(水)】
初めて与野党の第一会派から転落した、「国民民主党・新緑風会」は大塚耕平会長。前々日の玉木雄一郎さんとは、かなり内容が違い、組織としての統一感。立憲と比べて弱いようにみてとれます。大塚さんは「外国人技能実習生の受け入れの法案では、業種を(政省令への委任ではなく)法律事項にすべきだ」と主張しました。その子供の公立学校への受け入れや、就学支援金などの整理も求めました。これは衆議院会派「無所属の会」の岡田克也代表も必要性を指摘しており、「愛知・三重」の問題として、リーマンショックで顕在化したのかもしれません。
大塚さんは、首相が所信表明で「原敬」に言及したことを踏まえて、「いかなる政治にも光と影がある」と強調。支持者の地元に鉄道を引く露骨な利益誘導政治による権力基盤を固めた原を念頭に、「我田引鉄と言われた原敬のように、首相はお友達に利益を引く、我友引益(がゆういんえき)にするな」と忠告しました。
これに先立ち、公明党の山口那津男さんが登場。「消費税10%増税時には、プレミアム付き商品券を配るべきだ」とすると場内のヤジを浴びました。首相は「人生百年時代の到来は大きなチャンスだ」と述べました。
午後1時再開。
共産党参議院議員団長の山下芳生さんは消費税8パーセント増税分が、法律の約束であった人生前半の社会保障でなく、借金の穴埋めに使われ、法人減税の原資となったとして厳しく批判しました。私も同感で、財務省にだまされた思いです。安倍首相は「やました・よしお」と言い間違え、やじが飛んでしばらくして「やました・よしき」と言い直しました。
維新の片山虎之助さんは、「保育園落ちた日本死ね」の与野党の攻防を念頭に、地方分権の必要性をとき、基準の作成そのものを地方に移譲すべきだとしました。
自民党の2人目は、長野選挙区不出馬が決まった吉田博美・参議院幹事長の後継者の呼び声が高い、石井準一さんが質問しました。
【衆議院予算委員会 同日】
参議院本会議終了後に、開会。野田聖子委員長の就任あいさつ。そして、平成30年度補正予算案を、麻生太郎財務相が趣旨説明(提案理由説明)しました。1兆円弱のボリュームなので、短い時間で終わりました。
【衆議院情報監視審査会 同日】
非公開で開かれました。
【参議院議院運営委員会 同日】
非公開で開かれました。
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