[画像]2003年の岡田克也さん、岡田かつや後援会討議資料「岡田かつやの歩み」から。
(初投稿日時は28日午後5時で、それから、26日付にバックデートしました)
岡田克也さんは「憲法違反の法律が存在しているということは、民主主義国家にあってはならないことで、廃止することを目指すのは当然だ」と語り、安保法(平成27年9月30日法律76号)を廃止すべきだとしました。
これは、平成27年2015年11月26日(木)の民主党代表定例記者会見で述べたものです。
民主党は来年1月召集の第190回通常国会に、安保法廃止法案と対案を提出する方針。対案は周辺事態法、PKO協力法などの改正案になる見通し。
第189回通常国会の経緯としては、民主党は、衆議院に尖閣諸島沖などで海上自衛隊・海上保安庁・警察庁の情報共有をすすめるグレーゾーン事態の領域警備法案を提出。これは採決されずに会期末で審議未了廃案になりました。岡田さんは、7月16日の衆議院通過後、翌日は参議院での対案づくりをサポートする方針を示しましたが、7月27日の参議院本会議で、北澤俊美さんが「必要なのは対案ではなく廃案だ」との考えを示しました。成立後は、岡田さんは「安保法の違憲部分の廃止法案の提出」(9月11日)の方針を示しましたが、民主党内で対案を出すべきだとの勢力と民共連携を進めるべきだとの勢力に配慮して、「安保法廃止法案」と「対案」をセットにして提出することになり、年内に素案をとりまとめることになりました。
安保法廃止法案は、民維共の共同提出になる公算があります。
[岡田かつや公式ウェブサイトから抜粋引用はじめ]
○新安保法制の今後の対応について
【NHK・花岡記者】
先日の安保の(外務防衛部門会議・安保総合調査会)合同会議で廃止法案と
個別法の方針が決定されたが、今回の一連の法案は、民主党としては、憲法
違反の部分は除いて、安保政策に対する対案という扱いと考えてよろしいか。
【代表】
それを「対案」と言うかどうかは位置づけの問題だと思いますが、4月にまとめ
た党としての考え方に基づいて、周辺事態法やPKO法、領域警備法について我
々の考え方を示す、ある意味ではしごく当然の方向性だと思います。まだ正式に
は決定されていませんが、そういう方向性でいくことが好ましいと考えています。
【NHK・花岡記者】
さきの国会では終盤にかけて野党連携が安保に対して非常にスムースにいった
と思うが、今回の法案の提出については、まずは民主党内の議論を進めることだ
と思うが、その上でまた他党と組めるところは組んで一緒に出す考えはあるか。
【代表】
それは我々が決める話では、どちらかというとないです。だから、まず民主党の
スタンスをしっかり固めることに全力を挙げたい。その後の展開は、それを他党が
どう受け止めるかという問題でもあります。現時点ではわかりません。
【フリーランス・宮崎記者】
廃止法案と個別の法案の提出時期は、来年の通常国会は5月ぐらいで会期末
が近づいてくる可能性もある一方で、早く出すと、ちょっと議論して採決して否決さ
れる可能性がある。4月、5月とか、参院選直前に出すことはないのか。もっと早く
出すのか。
【代表】
タイミングについては、まだ考えておりません。私がお願いしているのは、年内
にしっかりと考え方をまとめてくださいということです。
【TBS・山本記者】
年内にまとめて、通常国会が始まるまでに出せるように準備をするようにと代表
は指示されたということだが、その狙い、意図を改めて伺いたい。
【代表】
我々のスタンスを明確にする必要は当然あります。それから憲法違反の法律が
存在しているということは、これは民主主義国家にあってはならないことで、それを
廃止することを目指すのは当然だ。
【フリーランス・横田記者】
先ほどの安保法廃止法案とセットの「対案」は、小林節教授が「合憲」とお墨付き
を与えて、通常国会で提出した維新独自案と哲学的に似ているのはないか。維新
も日本周辺を重視するというところでは一致していると思うが、これは共同提案み
たいな形にこぎ着けられる感触はあるか伺いたい。今までの維新の関係者と話し
た範囲内で構わないが。
【代表】
いや、維新の関係者と私は話しておりませんのでわかりませんが、4月に我々が
考え方を出しておりますが、そこにはそういう考え方はない。
[抜粋引用おわり]
このエントリー記事の本文は以上です。
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