【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

荒井勝喜・首相秘書官「LGBT同性婚は(岸田文雄首相)秘書官室もみんな反対」「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」

2023年02月03日 23時57分08秒 | 霞が関人事
[写真]荒井勝喜・首相秘書官=「経済産業省名鑑」(時評社)から著作権法41条を根拠にお借りしました。

 報道によると、荒井勝喜・首相秘書官(経済産業省=平成3年入省)はさきほどLGBTQなど性的少数者や同性婚の法定化をめざす動きについて「秘書官室もみんな反対する」「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」と語ったと報じられました。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20230203k0000m010329000c


 首相秘書官は内閣法20条で設置されており、あくまでも形式で言えば、財務大臣よりも建制順が早いともいえる政府の要職中の要職。

 おととしの衆議院予算委員会基本的質疑で、西村ちなみ立憲民主党代表代行(前幹事長)が岸田文雄首相に対してLGBTQ者の法定婚の見解をただした際に「社会が変わっていく問題だ」と答弁。これをめぐり、炎上とは言えませんが「社会を変えるのが政治家ではないか」とのSNS世論が出ました。

 報道によると、「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「社会に与える影響が大きい。マイナスだ。秘書官室もみんな反対する」「人権や価値観は尊重するが、同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」と語った、とされています。

 当ニュースサイトの筆者・宮崎信行が橋本龍太郎首相番をしていたころは、予算委員会開催時は、財務省と経済産業省出身の秘書官2人が午前4時に官邸に出勤。全府省庁から官邸に上がった首相答弁要領に開催直前まで赤ペンを入れていました。岸田官邸でも、財務、経産出身者がその役回りをしているのかもしれません。

 荒井さんは、横浜市南区出身の55歳。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。横浜市役所職員時代に上司から「ここは君がいる所ではない」と言われて発奮し、経産省キャリア官僚に転じました。モーレツ社員として、事務次官まであと一歩の有力候補だとされています。

 以上です。


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