【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

首相、第2次補正予算案提出越年を明言 チンピラ麻生の国民兵糧攻め

2008年11月25日 23時47分27秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め
 麻生首相(自民党総裁)は25日、追加景気対策を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案を第170臨時国会に提出せず、年越し後の通常国会に提出することを発表しました。

 首相は年越しは成立済みの第1次補正で十分で、第2次補正予算案は「年度越え」に必要だと言いました。首相が10月30日に記者会見して発表した「国民のための経済対策」を予算化するのに2ヶ月以上かかるわけがなく、解散先送りの口実に過ぎません。

 首相は第2次補正予算案の内容を

 ①生活対策
 ②金融機能強化法の予算化
 ③今年度の法人税収の落ち込みの減額補正

 の三本立てだとしました。

 参院民主党は金融機能強化法案を審議していますが、石原慎太郎東京都知事が「多忙」を理由に参考人招致に応じていないうえ、27日(木)の農林中央金庫の中間決算発表を見極める必要があり、会期中の採決は不可能となっています。

 もう一つ、見逃せないのは、首相が「これらのことを合わせて確定するのは多分12月の20日ぐらいになるといわれて、財務省としてはそういう具合に考えております」と発言したことです。

 民主党の山岡賢次国対委員長が24日のTV番組で、11月17日の小沢・麻生会談の際に走り書きしたメモを公開し、首相は「法案(予算案)は今精査中だ。出したい気持ちはある」と話したことを暴露しました。

 「スピード感が大切だ」としていた首相が「財務省はそういう具合に考えている」と発言した事は、財務省が首相官邸をコントロールしている証拠です。首相は国税庁に何か弱みでも握られているのではないでしょうか?

 首相の発言はすべてが詭弁。チンピラ麻生の国民兵糧攻めです。

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2次補正先送りを決定=通常国会召集、1月の早い時期-麻生首相(時事通信) - goo ニュース

 麻生太郎首相は25日午後、首相官邸で中川昭一財務相、自民、公明両党幹事長らと会談し、2008年度第2次補正予算案を今国会に提出せず、来年1月の早い時期に通常国会を召集し冒頭に出すことを決めた。首相は、今国会に2次補正を提出しても、民主党が早期採決に応じる保証はないと判断。景気後退に伴う税収の減額修正が12月中旬以降になることや、年末の09年度予算編成への影響も考慮した。

 首相は会談後、記者団に対し、追加経済対策の裏付けとなる2次補正予算について「国会提出は今すぐというわけにはいかない。異例だが、来年1月の通常国会は早い時期に開会し、2次補正の早期審議を考えている」と表明。12月は09年度の税制改正と予算編成作業に全力を挙げる方針を強調した。


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