【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【民主的な党名選び】4年前の党名決定「立憲民主党か民進党か」で、赤松広隆・福山哲郎「民進でいいや、と降りちゃった」岡田克也さん明かす

2020年07月27日 20時50分10秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして
[写真]当時の民進党本部、4年前2016年4月22日、宮崎信行撮影。

 4年前の、「立憲民主党」か「民進党」かの新党名の「民主的な決定」の際に、小委員会の赤松広隆さん、福山哲郎さんらが「結論が出るまで部屋を出るな、という感じで議論をした」のに、赤松さんが意外と早く「民進でいいや」と語り、立憲民主党ではなく民進党という名前になったことが改めて分かりました。これは6日前、2020年7月21日(火)の岡田克也さんが記者懇談会で語りました。

 4年前は、維新の党の松野頼久代表は「民主党でもいい」という考え方だったと思いますが、江田憲司さんが「自分は民主党という政党に入ったことがない」などとして、松野代表として「党名変更」を合併の条件に。民主党の岡田克也代表・枝野幸男幹事長も、松野さんがひっしに維新の党をまとめてくれていることに配慮して、「民主的な決定」に舵を切りました。

 インターネットで党名候補を募集。その4年前に分裂した民主党勢力でも、内輪では盛り上がり、ネットで応募した党名候補をSNSなどで明かす動きが出ました。その結果、「立憲民主党」「民進党」の2案に。内輪の盛り上がりから一転して、この2案を小選挙区の情勢分析に使うシステムを使い、「立憲民主党と民進党のどちらがいいですか」とランダムに電話。その結果、「民進党」がいい、という意外な結果となりました。

 この後、民主党から赤松広隆さん、福山哲郎さん、維新の党から江田憲司さん、柿沢未途さんの4名が小委員会を設置。上述の通り、「結論が出るまで部屋を出るなという感じで」議論したものの、事前の数字が民進党優勢のため、赤松さんが匙を投げてしまった、ようです。

 岡田さんから聞いた話ですが、松野さんからも手続きの経緯を聞いていますから、おおむね正しい話だと自負します。


[写真]民進党結党大会、2016年3月27日、品川プリンスホテル、宮崎信行撮影。

 民進党に関しては、岡田代表、松野(前)代表とも、私が胸倉をつかまれたことがある両代表による新党結成ということで、政治記者史上に残る有力記者となり、記者会見でも第一質問者に参議院議員(現・大学教授)にあててもらいました。しかし、1年半で崩壊してしまいました。

 なお、維新の党の解党では、松野代表が直前に呼び寄せた腹心のK事務局長(松野議員元政策担当秘書)とともに、所属議員に均等に分配し、端数だけ国庫返納しました。日本の政党史上に残る誠実で清新なふるまい。まさに細川護熙元首相の一番弟子。その実績から民進党でも国会対策委員長を任されましたが、臨時国会初日に解散されてしまいました。上述の経緯は、地元・熊本1区では、それは知っている人も関心がある人もごく僅少ですから、前議員となっています。

 その解散直後に、赤松さんが枝野さんに「枝野立て」と呼びかけ、結党した政党の名前が「立憲民主党」。初代最高顧問の赤松さんが立憲民主党にこだわっているとされています。

 教訓として前回の「民主的な党名選び」は、わずか1年半の歴史に終わってしまったのが実態のようです。

 岡田さんは6日前の記者懇で、「この週末にはなんらかの合意に達してほしい」と語りましたが、その時期は既に過ぎました。先週現役東大生と差し向かいで長時間話しましたが、政権交代ある政治を望んでいるとのことで、勇気がわきました。新党についても、私も生暖かく取材を続けてまいります。ご期待ください。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

あす(7/28)は異例の長尺10分バージョンの政府報告に、衆参災害対策特別委、「西は熊本・長崎から東は長野まで」の令和2年7月豪雨

2020年07月27日 17時12分10秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
[写真]内閣府防災担当が入る合同庁舎8号館、いわゆる「霞が関」だが住所は東京都千代田区永田町1丁目。

 10分という異例の長尺の政府報告となりそうです。

 衆議院災害対策特別委員会と災害対策特別委員会は、あす(28日)閉会中審査を開きます。今月3日頃から、人吉市など川辺川流域を中心として、台風ではなく梅雨前線が停滞して「線状降水帯」というものができたことで集中豪雨が起き、76名以上が亡くなりました。気象庁は「令和2年7月豪雨」と命名しました。

 西は長崎・熊本から東は長野県まで死者が出る台風以外の集中豪雨ではおそらく史上初の広範囲な災害となりました。もはや「本激」「局激」などと言っている場合ではなさそう。そして一昨日も、長崎県内の観光地の滝で県都在住の母娘が地盤の緩みによる崖崩れで死亡。同県は令和2年7月豪雨の被害者だと認定し、死亡者は76名となっています。県の認定ということで、私も災害対策基本法など防災六法を少し勉強しないといけないような気がしてきました。

 私たちが直面している新型コロナウイルス感染症の不要不急の県外移動は避けてという知事の要請とは別に、水平避難、垂直避難の在り方など、一人一人の自主性が重んじられそうです。段ボール型ベッドが便利なようで進化しています。が、コロナで県外からボランティアが入ってこず、泥のかきだしができなかったり、災害廃棄物の処分で環境省がてんやわんやになっているようです。

 大臣の政府報告は、通例3分程度のことが多いかと考えます。私は「西は長崎・熊本、南は鹿児島、北は九州島に限っては福岡、東(と北)は岐阜・長野まで」という未曽有の広範囲な災害を、内閣府防災がどうやってまとめるか注目していましたが、10分間のロングバージョンとなりました。ある意味当然かも。これに対して与野党が衆参とも3時間ずつ質問します。

 衆議院では熊本の日本新党1期生・矢上雅義さんが登場。参議院では熊本の馬場成至さんや、大分県の基礎自治体に詳しい吉田忠智さんが登場し、市町村のマンパワー不足についても問いただします。

 また、住宅ローンの残債の平均値が20歳代で10年前の2・5倍となっており、自分の命を住宅もろとも投げ捨てようとするような人が増えることが予想され、防災行政は大きく変わりそうです。

 政府は来年の通常国会に災害対策基本法改正案を提出するはこびで、県外への避難のために鉄道事業者に運行を依頼することができるようにするなどの改正が盛り込まれそう。

 今週は、もともとの予定で、衆参の国土交通委員会の閉会中審査もあります。こちらは「GoToトラベル」一辺倒となりそうですが、防災の話も出そうです。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

主にスマホ版でご覧のみなさまにアクセス数ご報告&宮崎信行が警視庁に告訴されかかるも逆に警視庁に守られた顛末ご紹介

2020年07月27日 06時28分36秒 | その他
 ありがとう存じます。

 ニュースサイト「宮崎信行の国会傍聴記」は13年間、前日と累積のページビューを自動作成パーツで公開し続けていますが、スマホ版ではパーツが見られません。

 なので、記事として公開します。

 昨日が1035UUで、3628PV。
 4連休始まりの7月23日が1003UUで、3644PV。

 先週は3本しか記事を公開しておらず、4連休もありましたが、連日1003UU以上と安定していました。感謝します。「宮崎信行さんは情報公開マインドがある正直で誠実な人だ」と思われるために公開しています。

 およそ10年前に、「田中龍作ジャーナル」の田中龍作さんから、「宮崎さんも更新回数絞った方がいいよ」と助言されたんですが、過去4740日間に6927記事を公開。初期の「政権交代ある政治の良さを国民に啓発する」という考え方から霞が関に衆参各委員会の動きを網羅して伝えるマガジンへと私の意識は大きく変わりました。

 昨年末、政治とマスコミとも無関係な友人がラジオの公開番組に出るということでみんなで出かけたら、著名なネットメディア編集長がトーク。鎌倉オフィスをつくったら「効率が上がった」と主張しますが、オフィス新設の固定費とその間の粗利益の増収については、もともとも頭にないようです。コロナ渦で、私の好きな芸能人が4人ほどYouTubeデビューして私は泣きそうですが、喜んでいるファンもSNSで散見されます。

 著名YouTuberが収入を明かし、広告収入ではなく「企業案件」というもので「30万円」。「嫉妬されるだろうな」という低レベルなメディア環境となっています。

 資本(私と母2人の個人名義の資産と銀行借入金と私が100%所有する法人の試算)との対話だけで食べている私。人間との利害関係は求めていません。

 国会傍聴取材支援基金では、2年5月20日付で2000円のご寄付をちょうだいしました。ありがとう存じます。

 私は昨年7月16日、石川大我参議院議員候補に、ツイッターで名誉棄損されたとして、私が原告として石川さんに110万円の支払いを求めて東京地裁に提訴しました。しかし、石川さんのリプライに侮辱的な言葉が含まれていることは判決文で認められながらも、私の全面敗訴に終わり、確定しました。

 この1年間、雑誌、テレビ、ネットテレビ、ネットニュースから全然オファーがなくて、裁判沙汰も影響したのかもしれません。また統一地方選で、立憲の台所事情を知る私が、もともとの友人である立憲新人に200万円を年利0・1%1年間で融資し、富裕層仲間から「それだけのご縁がある人だったら、宮崎君は選挙のやり方を知っているんだから、労働力も提供しなければならないよ」と言われて電話かけをして、ビラもまきました。候補者の両親が日教組OBOG夫妻であることを知っており、なるべく話さないようにしていたのですが、当選から1か月後に「新米の政治家を気長にお育て下さい」「立派なお仕事・宮崎信行の国会傍聴記。達見と深いご見識で健康に留意されますますご発展ください」とのハガキが。選挙で救いたい生活困窮者は候補者本人であり、しかも年収1750万円全額個人に渡し切りの政務活動費も入れれば年収2300万円であることを事前に条例を読み込み算盤をはじきつくして200万円を金銭消費貸借契約書を交わして融資しているのに、気長に育てろ、だの、健康に留意しろだの、人間を相対評価をする公立学校教員の悪癖、娘が生活困窮者だと自己認識できていない自覚のなさ、知られていない極端な高報酬情報を囲い込もうとする田舎者の陰湿ぶりにうんざり。いったん、投げ出してしまいました。

 しかし、この間も取材は続けていました。9月末を持って、有料ブログも廃刊。このお金の振り込みが11月。なので、ジャーナリストとしての実績はない状況が続いています。

 とはいえ、岡田克也さん、枝野幸男さん、玉木雄一郎さんらは十分実績がある者として扱い続けてくれる。霞が関もしかり。今月、参議院事務局委員部で、「すいません、お名前もう一度おっしゃってくださいます?」との衝撃の電話対応がありましたが、衆参事務局はややトーンダウンですが、「あっ、はい」と「あっ」の一言入りで電話対応してくれることは、今まで通りです。

 そんな感じで、変わらず頑張っています。

 さて、2020年7月7日(火)に私が警視庁王子警察署生活安全課に告訴されることがあり、不受理となりました。尾崎全紀さんです。その前週の東京都議会議員選挙補欠選挙で、NHKから国民を守る党公認の女性新人が公営掲示板に「アベノマスクブラポスター」というものを張る事案が発生。区選管からは尾崎さんに「できれば張らないでほしい」との要請がありながらも張り出されました。これには、女性の前衆議院議員、女性の立憲区議らが反発。私は、尾崎さんに対して「あなたはN国のはぐれ者とされており、実権はないだろうが、アベノマスクブラポスターの首謀者を教えろ。私には警視庁の後ろ盾がある」とツイッターで「ピーポくん」(警視庁の写真入り)でリプライしました。返答はありませんでしたが、N国の惨敗で興奮した尾崎氏は開票翌日の王子署を訪れ「宮崎が警視庁の後ろ盾があると脅してきた」と、おそらく脅迫罪などで生安に訴えました。しかし直後に王子署生安から私に電話があり、「尾崎という者が来て、宮崎さんを警視庁の後ろ盾があるとピーポくんの写真入りツイッターで脅迫された、と脅迫罪で訴えると言ってきました。私からは、結論から言うと言論の自由です。それから、衆議院議員と共通の友人だというから、警察ではなく3人で話したらどうですか、と答えました。尾崎は宮崎さんの家まで行くと言っていましたが、大丈夫ですが。なんなら所轄の○○署に連絡しましょうか」と聞かれました。私は「尾崎は私の自宅に来たことがあるので、自宅は知っているはずだけど、○○署につなぐと面倒でしょ。あなた次第。尾崎は興奮していた?」と聞くと「興奮していました」。「まあ例の、N国が惨敗したからカッカしているんだろうね。僕も経験があるよ。尾崎という男は青森市長選に出馬すると記者会見して事前の討論会でテレビ・新聞に出たのに告示日に届け出ない呆れた男で、N国でもどこでも相手にされない絶望ステータス。もはや選挙ゴロとすら呼べない男」「この尾崎というのは大阪でも選挙に出てますか?」「忘れてたけど、知事選か参院選に出て政見放送に出たはず」「それで、宮崎さんは防犯協力会員でいらっしゃいますか」「私が代表取締役をつとめる会社は隣の所轄の○○署の○○業防犯協力会の会員です」とし、尾崎に対する処分に関する相談的なやり取りがあり、「まあ、教えてくれたからこれでいいよ」と電話を終えました。つまり、尾崎さんが警視庁に話した内容は直後に私に筒抜けだったということです。国政では野党びいきの私ですが、東京都政・警視庁では与党ということで、私の財産を守っていこうと思います。

 9月末には有料媒体の掲載が1年ないことになりますので、執筆・出演依頼お待ちしていますし、noteも始めようかと検討しています。吉本ばななさんの主要媒体がnoteだと最近知ってびっくりしています。あるいは、完全に持ち出しですが、宮崎信行のYouTubeチャンネルも充実させるかもしれません。

 どの媒体で発信するにしても、このサイトに集約させるようにします。

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