昼休み散歩の虫えい(虫こぶ)編・・・今回はブナ科コナラ属の虫えい(虫こぶ)です。この属の虫えいは非常に多いので見ごたえが有ります。樹木園では6種類を確認しましたので2回に分けてアップしておきます。
ナラハタイコタマフシ(タマバチ科)
コナラの若葉に作られた太鼓型の虫えい(虫こぶ)で葉の表裏の両方に膨らみます。両面ともほぼ同じ大きさで先端はやや平らとなって赤褐色の円輪を伴うことがあります。
えい形成生物はナラハタイコタマバチで虫えいが幾つも接して生じ、葉が捻れたり縮んだりしていることが多い虫えいです。5月上旬には蛹となって下旬に脱出します。写真には脱出口も見えます。
ナラハスジトガリタマフシ(タマバチ科)
コナラの葉柄や主脈に作られる球形~楕円形の虫えい(虫こぶ)で先端に行くほど細くなり先端は名前のとおり急に尖ります。
ナラハスジコブフシ(タマバチ科)
コナラの葉の一部を紡錘形に肥大させる虫えい(虫こぶ)です。
えい形成生物はナラハスジコブタマバチで葉裏側の方が大きく発達して無毛、葉表側は中心部が突出して淡い赤褐色の細毛が生えています。成虫は5月下旬~6月上旬に脱出して根に産卵するそうです。
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