立秋の頃になると大学校の駐車場の植え込みに植えられているエゴノキには実がたわわにみのっていますが、その中に通常の実に較べて異常に小さいものが見られました。
この小さな実に見えるのはタマバエの一種の寄生によって蕾が開かずに子房の部分が膨れ上がったもので、膨れ上がった子房の先端には雌蕊の柱頭の名残が見られます。蕾の異常で子房が膨れるのでエゴノキツボミフクレフシと呼ばれています。↓右上の中心部が白いのは正常な実の切断面です。その下が虫えい(虫こぶ)の切断面です。
虫えい(虫こぶ)を横に切断、拡大してみると内部には空洞となった幼虫室があって、切断面に出てきた乳白色の幼虫が1匹蠢いていました。
↓虫えい(虫こぶ)を縦割りにしたもの・・・やはり乳白色の幼虫が入っていました。
この虫えい(虫こぶ)は8月には落下して幼虫のまま越冬するらしいのですが、タマバエの生活史の大部分が不明なのだそうです。
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エゴノキの実の、虫えい(虫こぶ)・・・聞いたことがあります。
これまで、貴Blogは、養魚場でも経営されている方のBlogかと思っておりました
*森林病害虫(これは授業で教えているので・・・)
*学生たちの課題研究・・・
と、お書きになっておられるので、
・・・私の昔の職業と同じことをされているのかと・・・群馬大学なんかを検索しましたら・・・養魚場ならぬ試験場の場長さんだと・・・判明しました!
これからも よろしく お願いします!
なお、私のBlogの昆虫は、趣味の範疇ですので、とても御研究の御参考にはなりません。悪しからず・・・
>これまで、貴Blogは、養魚場でも経営されている方のBlogかと思っておりました。
これもあながち間違いでは無く、以前は水産関係の仕事も5年ほどしていたのですよ。
現在は林試も退職して嘱託で教えています。なるべく間違ったことを教えない様にしているのですが・・・