この時期、野山では色々なものに絡みついたつる植物の白い花が目立つ・・・遠くから見ると判別は付かないのだけど、その多くはボタンヅルかセンニンソウの花だね!
ともにキンポウゲ科センニンソウ属のツル性半低木(木質の多年草)で、その違いは葉と花で判別できる・・・
まずはボタンヅルの葉と花・・・
ボタンヅルの花のアップ・・・花弁はなく、花弁のように見えるのは萼片なんだ!
次にセンニンソウの葉・・・
そしてセンニンソウの花・・・これも花弁に見える萼片だよ!
「ん~違いが良く分からない」という人のために並べてみた・・・
ボタンヅル(左)の葉は3出複葉で小葉に鋸歯があってボタンの葉に似ている。 センニンソウ(右)は3出複葉または羽状複葉で小葉は鋸歯が無く全縁だ!
花も並べてみた・・・
ボタンヅルの花は白い萼片よりも雄しべの花糸が長い! センニンソウ(右)は雄しべの花糸が萼片よりも明らかに短い!
二つのブログランキングに参加しています。 (↓)のバナーをクリックして応援よろしくお願いします! (3951話目)
野に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑) | |
クリエーター情報なし | |
山と渓谷社 |
センニンソウとボタンヅル、今綺麗に咲き誇っていますね。
パッと見ただけでは同じ花に見えてしまいますが、
葉っぱの形や花被片の大きさ等々で違いが分かりますね。
今年、初めてボタンヅルに出会い感動し、すぐ近くにセンニンソウも
咲いていました。
また、こちらでも綺麗なお花を見せていただき、ありがとうございました。
本当に遠くから見る分かりませんね!
葉を見れば一目瞭然です。 ボタンの葉に似ているからボタンヅルとは短絡的ですが・・・(笑)
なお、ボタンヅルの萼片は早くに落ちて蕊だけの花が目立つのも特徴ですね。