6月14日の群馬県憩の森で開催されたときに見つけたウチワドコロの葉に作られた球形の虫えい(虫こぶ)のお話です・・・実は単純にカエデドコロだと思っていたので図鑑を調べても虫えい名が分からず「虫えい同好会の掲示板」に書き込んで教えて戴いて、ウチワドコロタマバエによって形成されたウチワドコロハマルフシだろうと言うことになりました。(群馬県にはカエデドコロは分布しないようです。↑一枚目は葉表の映像、↓は葉裏の映像)
日本原色虫えい図鑑には一覧表に名称と形成生物の記述しかなく詳細なことは何も分かっていない虫えい(虫こぶ)のようです。これから生態などの研究をすると面白いかも知れませんね! (↓は三連になった葉表側の写真です)
三連の葉裏側・・・
切断面ですが、幼虫の姿が何処にもありません。まだ小さいのか、それとも脱出してしまったのか?
九州大学の湯川名誉教授に教えて戴いたところ、青森県、岩手県、秋田県、山形県で記録されていますが群馬県では初記録のようです。6月20日に再度採集して湯川先生に送って鑑定してもらったのですが、一週間前と比べ茶色く潰れている虫えいが多く見られ既に幼虫が脱出してしまったようです。来年の課題になってしまいました・・・
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