じゃんご酒屋の嫁っこ日記 ひなとFANKYな家族たち 2nd

秋田の小さな酒屋の嫁っこが始めたブログを夫が引き継いで書いてます。娘の事、日々の事、お酒の事を気ままに書いてます♪

眠いんでしゅよ!!

2010年01月06日 | 嫁っこ日記 ひなたん4ヶ月~7ヶ月♪

スタイを口に入れたまま、ほっそーい目をしてこっちをみるひなたん

ねむいんでしゅよー!!

とのことなので、歌を歌いながらゆすってあげたら、寝てくれました~


おどぉちゃんの酒蔵通い(初添え)

2010年01月06日 | 日本酒
こんちわ
おどぉちゃんだんす

昨日は「立春朝搾り」もろみ造りの初添えでした
約半月の発酵期間を経た「酒母」ちゃん

この酒母の中へ「初添え」用の麹米・掛米・仕込み水を投入

鈴木杜氏さんが一生懸命シェイク シェイク

「初添え」を終えた酒母ちゃん
「おどり」という発酵させる1日を経て、さらに「中添え」「留添え」作業へと進んでいきます
「もろみ」へとなっていきます

この日も蒸し場に行くと古関さんが酒米の蒸し作業をしていました
見ていたら古関さんから釜の上にあげて、蒸しあがった酒米を機械に移す作業を手伝わせてくれた

大きな網の中の米を機械の中に丁寧に入れます。
古関さんは度々、ひとつまみの酒米を手に取りなにやらコネコネ
そして、パクッと口の中へ


古関さんに尋ねると「ひねり餅ですということでした。
「ひねり餅」とは蒸しあがった酒米を手のひらと指でコネて潰し、餅状の塊を作るんだすねぇ~
出来た「ひねり餅」を薄く伸ばしたり、手触り、目で見て酒米の蒸し加減をチェックするんだそうだす

毎日、勉強になる事ばかり
酒造りって面白いですねぇ~


おどぉちゃんの酒蔵通いで発見!

2010年01月06日 | 日本酒
おどぉちゃんだす

ここ数日、新政酒造さんに通っていて新政酒造だからこそ見れたことがあったんだす

麹室でのこと、古関さんと津田さんの作業を見ていて発見

あっ 振り方が違う


古関さんの麹菌のきり方が上から降りかけるスタイルなんだす
ブログの中でも何度か紹介しましたが麹菌のきり方で「秋田流」というのがあって麹菌の入った容器を下から上に振り上げ、空中に麹菌を撒くスタイルがあるんだす


新政酒造さんでは普段、森川さんが麹担当で麹菌のきり方も「秋田流」

実に面白い (ガリレオの福山雅治風)
考えてみれば古関さんは富山の酒蔵で酒造りを学んだ人なので「秋田流」のきり方でないの当然
一方、森川さんは秋田の酒蔵で酒造りを学んだ人で「秋田流」のきり方で無論当然

一つの酒蔵の中で二通りのきり方が見れるなんて日本各地から蔵人が集まっている「新政酒造さんならではの光景」ですね

さらに言うと古関さんと森川さんでは酒米の返し方、ほぐし方も違います

こんなバラエティーに飛んだ蔵人さん達が醸し出す新政酒造の日本酒、考えるだけで面白くなってきません
様々な流儀が絡み合い、伝統と若い思考と発想・行動力が造り出す今までに無い日本酒
祐輔さんがジョークで言っていた「新政酒造の造りはエンターテイメント

まさにどんなスゴイ日本酒が出てくるか分からない未知なる可能性を秘めた酒蔵さんだす


おどぉちゃんの酒蔵通い②

2010年01月06日 | 日本酒
おどぉちゃんだんす

前日に行った「麹きり」の様子を見に連日、新政酒造さんへ

専務である祐輔さんの案内で「麹室」へ行くと中では古関さんと精米担当の津田さんが作業中


前日の「立春朝搾り」用に仕込んだ麹米は移動しておりました

普段、精米と洗米・蒸し場担当の古関さん津田さんがどうして「麹室」へ・・・

はっ わかった
現在、新政酒造さんでは鑑評会用の大吟醸をペア4組に分けて仕込んでいるだす
そのうちの「スキンヘッドチーム」

そういえば前日に古関さんから大吟醸用の酒米の洗米・浸透が「上手くいった 」と聞いてたんだんす

大吟醸の酒米は精米歩合35%
お米の7割近くが削り落とされた状態
ビーズのような小さな大きさになっています

その小さな酒米を丁寧にほぐし、麹菌を付着させるのに最適な温度まで下げる作業中とのこと

実はこの二人、普段の担当部署では麹菌に触れないので少々、緊張しているとの事でした

片隅で見ていると古関さんから「触ってみます
ソッコー「はいと返事

正直、鑑評会用の大吟醸という事でビビリましたが滅多に無い機会なのでお手伝いさせて頂く事にしました
(左の作業着がオラ。右が津田さん)
古関さんが違う部屋に作業しに行ってしまったので二人で古関さんに言われた方法で酒米のほぐし作業開始

津田さんとは「好きなラーメンの話をしたりしました
津田さんの好みは「天下一品」だそうだす
オラは地元のラーメン屋の「南園」

今度は津田さんが自分の作業に行ってしまったので古関さんと二人で続きの作業

古関さんは大曲の酒蔵に居た方なので大曲の話をして楽しく作業しました

大吟醸用の酒米は精米歩合が高く、小さいので指の間からこぼれ落ちてしまうので上手く作業出来なく大変でした

でも貴重な体験が出来ました
古関さん・津田さんありがとうございました


おどぉちゃんの酒蔵通い①

2010年01月06日 | 日本酒
お晩だす
おどぉちゃんだす

昨年12月中旬に行った「立春朝搾り」の酒母造りから約半月が過ぎ、今年の1月2日から「もろみ」の造りへと進みます

前日の2日に洗米を終えた麹用の酒米を蒸します


蒸しを終えた酒米は通称・円盤と呼ばれる除冷機へと運ばれ、荒熱が取られます


二時間ほどかけ荒熱がとられ、ほぐされた酒米は「麹室」の中へと運ばれます
(手前の作業着がオラだす
麹担当の森川さんにご指南していただき、オラもお手伝いさせていただきました
酒米を均一になるように広げ、麹菌を付着させるのに最適な温度・湿度になったら「麹きり」の作業となります


森川さん「麹きり」の仕方は秋田ならではの「秋田流」の方法で種麹の入った容器を下から上に振り上げ散布する方法です
空中をゆら~りゆら~りと麹菌ちゃんが酒米の上に舞い落ちます

一回目の「麹きり」を行った後、酒米を丁寧に裏返し二回目の「麹きり」へと・・・
二回目の「麹きり」は森川さんに教わってオラが麹きり
大事な作業だけにめちゃめちゃ緊張~~
引きつったオラの顔・・・

これにて「もろみ」の仕込みに使う麹米の仕込みは終了
麹菌ちゃんがしっかり付着しますように・・・