じゃんご酒屋の嫁っこ日記 ひなとFANKYな家族たち 2nd

秋田の小さな酒屋の嫁っこが始めたブログを夫が引き継いで書いてます。娘の事、日々の事、お酒の事を気ままに書いてます♪

お知らせ

2013年03月30日 | カオリちゃん
ヤプミーの皆様へ

いつも交流していただきありがとうございます。
3月23日に私の妻である『嫁っこ』が亡くなりました。

いきなりの書き出しで驚かせて申し訳ありません。
妻は3年前の春に職場で倒れ、病院へ緊急搬送され検査を受けたところ
末期のガンということがわかりました。

もって3か月。即日急変して命を落としてもおかしくない状況と宣告されました。

さらに数か所に転移も見つかるほどで地元の病院では手が付けられない状態でした。
しかし、諦めるなんてできません。
秋田県内で可能性のある病院を紹介してもらい即日転院し、治療を受けることにしました。
転院先のお医者さんも一刻を争うと判断したようで予備検査をすっ飛ばし、治療を始めてくれました。
その判断が良かったのか危険な状況は日を追うごとに脱していきました。
何よりも妻の表情が落ち着いていくのが隣にいた私たち家族には救われるものでした。

ただ根本の状況が変わったわけではなく妻の身体には完治出来ない癌が残っている状況。
年に2回の手術、毎週4~5時間の化学療法を受ける闘病生活を3年間続けました。

妻はそんな自分状況を周囲の人たちに心配をかけたくないということで
身近な家族数人意外には一切話そうとしませんでした。

そばにいる私にも薬の影響で辛いはずなのに一切弱音や苦しい顔を見せず、
ただひたすらに娘と一日でも長く一緒に生きて行く為に頑張ってきました。

3か月と言われながら3年生きてくれました。
担当医も驚くほどで、『薬よりも娘さんの存在がいたからここまで頑張れたんでしょう』

この妻の頑張りを無にするかのように妻の身体にはさらに転移が見つかり、
担当医からは『もう治療に耐えうる身体ではない。春までもつかわからない』という最終宣告がありました。

それでも妻は動けなくなりつつある身体を懸命に動かし、3月初めには春から入園する娘の保育園の説明会に行き、最後の入院となったベットの上でもギリギリまで娘の道具準備をしてました。

妻が亡くなる最後の一週間、私の判断で妻が逢いたかった親戚・友達知人に妻の状況を話し集まってもらいました。
連日、ベットの上で笑っている妻の笑顔と声が今も浮かびます。そして東京に嫁ぎ、ようやっと予定がつくれた親友がお見舞いに来てくれたのを見送った直後から容体が急変し、家族みんなが集まったのを見届け、娘に手を握ってもらいながら息を引き取りました。

たった32年間の人生、付き合って4年、結婚して4年半、娘との時間3年半、惜しむ想いしかないないのが正直なところです。一番悔しがっているのは妻自身。

家族一同がそういった思いにうなだれる中、娘が発する言葉、しぐさが妻そっくりな事。

この子の中に生きてんだ。
妻が命懸けで育てたこの子の中に妻の願いと愛情、妻自身が生きてんだ。と気づかされました。

まだ私もどうしていいかわかりませんが来週には娘の入園式。
妻が最後まで頑張って用意した福と道具を持たせてやりたいと思います。

そしてこのブログも引き続き私が更新していければと思っております。
妻の酒勉強・育児日記として始めたものでしたが、今となっては将来娘が母親の事を知る大事なものとなっております。ブログ上の言葉一文字一文字、写真一枚一枚に母親としての想いがそそがれているはずです。
これを守り続けるのが夫として、父親として私の役割だと思っております。

そして、ヤプミーの皆様は妻が残してくれた大事な『縁』ある方々だと思います。
これからも皆様に娘の事を見守っていただけますようお願い申し上げます。

突然の内容と長々とした文、申し訳ありませんでした。






秀よし 雫酒オークション 2013

2013年03月18日 | 日本酒
こんにちわ
おどおちゃんだんす

10日に中仙にある酒蔵『秀よし』さんにて、大吟醸雫酒を1斗瓶(約18㍑)をオークション形式で競り落とすイベントが開催されました

秋田県内でも2番目に歴史ある酒蔵さんということで蔵そのものや所有の歴史文化財の数はスゴイものがありますね~


作業場にずらりと並んだ今回の出品酒。


鈴木社長さんの挨拶でいよいよオークション開始

今回は
酒米は2タイプ
・山田錦100%タイプ
・麹米:山田錦、掛米:酒こまち

酵母は
・AK-1
・1801酵母

このさまざまな組み合わせから自身の美味いと思った雫酒に入札します


斗瓶ってあらためて見るとデカいね~


参加者は五感全てを使って利き酒します


今回落札できた大吟醸雫酒は4~5月中には店頭にて販売できると思います

酒質スペックはまだ
お楽しみに

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酒和从 限定酒『24-75』 上槽! 良いっすよ♪

2013年03月17日 | 日本酒
こんにちわ
おどおちゃんだんす

15日にオラが参加している秋田の地酒応援グループ『酒和从』が今回、初めての企画として
限定醸造している『24-75(仮)』が搾り工程である『上槽(じょうそう)』を迎えました


もろみ発酵を終えた『24-75(仮)』ちゃん
搾りを行う前にもろみの上に浮いた泡部分をキレイに取り除きます。
この泡部分には苦み成分が含まれています。
実際に舐めるとホントに苦かった…


初体験の作業ということもあってか、チョイ腰が引けてる


そ~っと、かつ丹念に取り除きます


キレイに取り除いた後は、最後の櫂入れ作業
混ぜ混ぜ~


ここで搾る前のもろみちゃんを試飲しちゃいました
まさに職権乱用
今、この瞬間にしか呑めません

さあ~いよいよ ヤブタという搾りを行う機械にかけ『24-75』ちゃんを搾っていきます

チョロチョロと滴ってくる雫を、まずは杜氏さんが利き酒します。
我々、酒和从メンバーも利き酒させてもらいましたが、その出来のよさにビックリ
搾りはじめの「あらばしり」のパンチ効いたインパクト
搾りを進むごとに香りの華やかさや味わいのジューシーさが出てきて

どうしましょ~~~ って感じでしたぁ~


この『24-75』ちゃんは62日開催『酒縁 2013』にお披露目され、イベント参加していただいた方たちの投票によって正式名前が名付けられます

いや~楽しみだぁ~

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能代・喜久水さんよりイイの入りましたで~♪

2013年03月16日 | 日本酒
こんにちわ
おどおちゃんだんす

案内が遅れましたが能代市になる酒蔵『喜久水』さんよりいつもとチョコット違う日本酒ちゃんが入荷しました


2斗搾り 吟醸 縄文能代 生酒

喜久水さんと言えば、あの『獺〇』が導入し話題となった『遠心分離機』を秋田県内の酒蔵で初めて導入しました。 今回入荷した『吟醸 縄文能代』は、その遠心分離機を使って搾られた限定バージョンです 
デッカイ洗濯機と考えていただければ良いのかな しぼった酒の中にある極微量な雑味をも取り除く事の出来るスンゴイ機械なんです だから仕上がったお酒はとっても クリアー  
待ちに待った良い吟醸酒です


特別純米 喜一郎の酒 生酒
こちらは普段我が家で取扱いのある『火入れ』バージョンではなく、「生酒」バージョンです
この時期しか楽しめないフレッシュな香りと口当たりを是非お楽しみいただきたいですね~



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本日、上槽!酒和从限定酒 『24-75(仮)』

2013年03月15日 | 日本酒
おはようございます。
おどおちゃんだんす

前回の記事UPから10日もサボってしまいましたね~
嫁っこも記事をUPしてないから夫婦そろって怠慢ですね

今日は6月2日開催の『酒縁 2013』に向けて仕込んている限定酒『24-75(仮)』が上槽(搾り工程)を無事迎えます


にかほ市矢島にある酒蔵『天寿』さんの杜氏さん・蔵人さんたちのチカラを借りて
酒和从メンバーみんなで仕込み作業をしました



発酵工程を順調に終えた『24-75』を搾ってきます

どんなあんべになってるべかねぇ~

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