恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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ワクワクホワイトデー~その5

2015-03-14 07:40:06 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

今日はホワイトデー。先月upした『ドキドキバレンタイン』の続編を書いてみました。


バレンタインの告白で付き合い始めた設定なので、本家の吉恋の2人とは少し違った展開になっております。(;^_^A

 

♥♥♥♥♥♥♥

ワクワクホワイトデー~その5

〈譲二〉
今日は百花ちゃんは友達の家にそのまま寄って帰るということで、クロフネには野郎ばかりがたまっている。

百花ちゃんが来てからというもの、こんなことは久しぶりだ。


竜蔵「なんだ、百花は居ないのか」

譲二「今日は友達の家によって帰るってメールが来たよ」

理人「百花ちゃんに会えるかと思って急いで帰って来たのに」

一護「ハル、お前が聞けよ」

春樹「え? なんで、俺?」

一護「お前が気にしてたんだろ」

春樹「それは一護が…」

譲二「なんだい? どうかしたの?」

剛史「マスター、佐々木と付き合ってるのか?」


タケの言葉にみんなが俺に詰め寄る。


理人「この頃、マスターと百花ちゃん、怪しい雰囲気だよね?」


別に隠すつもりではなかったけど、きっかけが無くてみんなには言ってなかった。


一護「前から百花はマスターのことが好きみたいだったしな…」

竜蔵「えっ?! そうなのか?!」

理人「気付いてないのはリュウ兄だけだと思うよ」

竜蔵「で? ジョージも百花のことが好きなのか?」

譲二「そう、あからさまに言われると照れるんだけど…」

一護「やっぱり…」

春樹「それで、付き合ってるんだよね? 佐々木と」

譲二「ああ…」

竜蔵「水くさいぞ、ジョージ。俺たちに黙ってるなんて」

譲二「別に隠すつもりじゃなかったんだけどね」

一護「どうせバレンタインの時にチョコでも貰って告白されたんだろ?」

譲二「まあね」


♥♥♥♥♥♥♥


あいつらに散々責められた後、ちょっと相談に乗ってもらうことにした。


譲二「それでさ、今度の土曜日にデートに行こうかなって思ってるんだけど、女子高校生って、どういうところに行くと喜ぶのかな?」

竜蔵「なんだよジョージ、そんなことで悩んでんのか?」

譲二「うん、ここんとこ、デートになんか行くこともなくて」

一護「だからって俺達に聞くなよ」

竜蔵「デートって言えばよ、遊園地に決まってるじゃねぇか。絶叫系三連チャンくらい乗ってみろよ。『キャー、マスター!』ってな感じでよ…」

理人「リュウ兄が言うと気持ち悪い」

譲二「絶叫系ね…」

剛史「想像しただけで吐きそうだ」

一護「想像するなよ」

春樹「タケ、洗面所にいくか?」

剛史「…いや、大丈夫…。落ち着いてきた」

春樹「佐々木はジョージさんと一緒にいられるのが嬉しいと思うからどこだっていいと思うけど」

譲二「そうは言ってもね、いつも店の手伝いばかりさせて、なんだか可哀想でね」

剛史「夜景を見に行く…そして、そのままホテルに…」

理人「タケ兄、変なこと煽らないでよ」

譲二「いや、さすがにいくらなんでもそんなことは…」

一護「百花は食い意地がはってるから、スイーツの食べ歩きにでも連れて行けば喜ぶんじゃね?」

譲二「スイーツの食べ歩きか…」

一護「あ~考えただけで、胸が悪くなってきた」

理人「最近女の子に人気の可愛い店なら知ってるよ」

譲二「りっちゃん、その店教えてくれる?」

理人「いいけど…。マスター、そんな店に入れるの?」

譲二「…。いや、百花ちゃんと一緒なら…頑張れると思う…」

一護「頑張るようなことかよ」

春樹「ジョージさん。頑張らなくても、女の子と一緒なら誰も変な目では見ないと思うよ」

理人「ところで、マスターと百花ちゃんて、どこまでいってるの?」

譲二「え? どこまでって…」

竜蔵「ジョージ、変なことするなよ。俺はお前を信じてるぞ」


その時チャイムがなった。


百花「ただいま~。マスター」

譲二「おかえり、百花ちゃん」

百花「あれ?みんなどうしたの? なんだか楽しそう。」

理人「僕たちマスターの相談に…いてっ、蹴らないでよ…いっちゃん」

一護「…」

♥♥♥♥♥♥♥

その6へつづく