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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

飴と鞭

2024年04月25日 22時00分00秒 | Weblog
本日祝日。
午前シフトでまた朝早くに家を出たけど、道路はガラガラ。駐車スペースもいつもより病院の近くが空いていた。
ちょうど陽が上がる頃に海沿いの道を走る。空を見たら少し消え始めているキレイな満月。忙しくないといいなと思いながら出社。

担当は3人の正看護師で9名。でもそのうちのひとりが付きっきりでないといけない患者さんだったので、実質2人で8名。そして部屋割りの関係で私は5名を担当した。
そのうち4名は今週ずっと診ている患者さんたちなのでまぁいいかと思っていたんだけど、まぁ思い通りにはいかなかった。
呼吸器系に問題がある高齢の男性患者さんが呼吸困難を訴えた。頻脈も併発。酸素吸入しても改善せず。体勢を変えたり酸素の吸入量を上げても同じ。どうにもできなくてスタッフコール。幸いみんなが飛んできてくれた時に少し持ち直したので、ドクターの回診リクエストを送って様子見。
あぁ、ビックリした…と焦る気持ちを抑えながらそのことを看護記録に書いていると、次は別の患者さんが呼吸困難と頻呼吸。ついでに熱も少しあって、寒さと熱さを同時に感じるという。この人は胸のムカつきと嘔吐が続いていて、内視鏡検査を待っているのに3日連続でキャンセルされるという気の毒な状況にあった。
こちらもドクターに回診をお願いした。

もちろんこれらの患者さんのそばから離れられない。ドクターが来たら来たですることはある。でも他にも患者さんはいる…ってなことでひとりてんてこ舞い。他のふたりの正看護師は部屋のレイアウトの事情で私がバタバタしてるのが見えない。助けてって言えばよかったんだけど、なんとかできるかも…と結局ひとりで頑張ってしまった。その結果、気がついたら午前スタッフ全員帰ってたわ。助けてくれなかったことは別にいいけど、帰る時にひと声あってもよかったのにな。

さて。
そう。今週はずっと同じ部屋を担当していた。患者さんに入れ替わりはあれど、数日間顔を合わせている。嬉しいことに「明日も来る?」と複数の患者さんに聞かれた。ある患者さんのご家族からは箱入りのチョコレートまでいただいた(ひとりで食べて!と言われたけど、もちろん他のスタッフと分けて食べた)。こういう瞬間、報われる。若干ビクビクしながら働いてる中でこういう言葉をかけてもらえると本当に嬉しい。まだまだ学ぶことばかり多いけど、少しは自分が望む看護師像に近づいているのかもしれない。もっと頑張らないとな。

とはいえ。
これで今週は終わり。明日から三連休。嬉しい。今夜は夜更かし…なんてことはなく、適当な時間に寝る。
明日は友人と会うのでシドニーへ。そろそろ肌寒くなっているので何を着ていこうか思案中。ちなみに明日はイタリアン。ダイエットもお休みさ。



寝ましょうかね。