今日も午前シフト。
いつものように出社して自分の病棟で作業をしていたら師長代理が寄ってきた。「隣の病棟に応援に行ってくれない?」。
今朝、隣の病棟の正看が遅い時間に病欠の連絡を入れたみたい。その結果、正看ひとり、准看ひとり、アシスタントひとり、研修中の正看がふたりという状態だったらしい。スタッフの数としては十分なんだけど、新人さんが2名というのはなかなかつらい。単純にぶっちゃけまだ半人前だからね。
というわけで応援へ。正直なところあまり行きたくはないけど、困った時はお互い様。
投薬を手伝って、清拭も2名分。あとはナースコールに応えるなど。学生さんも来ていたので予想以上に作業量が少なく、「私、本当に必要だったの?」って思うぐらいだった。
ドラマはひとつ。
シフトを終えて帰ろうと思ったら看護学生が、午後勤務のカジュアルの正看(男性)と患者さんの清拭を手伝っていた。実習は疲れるし、何よりほかの学生と一緒に車で帰ることになっているようだったので「私がやるからもう帰りな」と作業を変わろうとした。そしたらその正看が急に大爆発。私に向かって何か怒鳴り始めた。突然のことに私も学生さんも意味がわからずきょとん。とりあえず何かに怒っていることは分かっけたけど、私は若い女の子に男性の罵声を聞かせたくなかったので「気にしないでいいから早く行きなさい」と部屋から送り出して帰らせた。
怒鳴り続ける看護師の話を聞いてみると、ほかの看護師から患者さんの人工肛門の袋をきれいにするように言われたとのこと。それを一体どのように言われたのかは知らないけど、「おれはもう看護師になって長いんだ。人工肛門のケアの仕方ぐらい知っている。俺はあれこれ人から指図されるのが大嫌いなんだ! もうこの病院には来ない!!」とわめいている(カジュアルスタッフはどの病院で働くか選択することができる)。いきなりわけのわからない怒りをぶつけられたけど、私は妙に冷静で、心底「何言うとんじゃ、こいつ?」という気分。「それって私に全然関係ない話だよね? 怒鳴るの止めてくれる?」と言い返した。でも一回入ったスイッチが収まらないようで、「わかってるさ! だけど!」と同じことを何度も何度もわめいていた。不思議と怒りは感じず、すごく冷めていた私。「そんなん知らんよ。私が言ったんじゃないし。で、人手は要るの? 要らないの?」と聞いたら「大丈夫だ! おれはひとりでやれるんだ!!」と叫んだので「いいのね? 大丈夫なのね?」と確認してそのまま部屋を出た。妙な時間だったわ。
一応、午後シフトのインチャージと病院代表に報告。言葉と力の暴力は許容されないからね。今日のことも、言ってみれば「もう帰れ。金輪際来なくていい」っていうレベルだけど、実害はなかったので「この後彼の態度に気を付けてね」という意味で報告のみ。午後シフトで何もないことを願うのみ。
アンガーマネジメント、という言葉を聞いたことがあるだろうか? 要は怒りのコントロールってことなんだけど。キレたら周囲が見えなくなる人が薦められる、ある意味精神的な治療というかカウンセリング。
私はその“見境なくキレる人”とやらに日本にいるときに会ったことがなかった。日本人って基本自分の感情をコントロールするようにしつけられていると思うし。表に出さないのが美、みたいなね。だからこっちにきて自由にキレる人を見てすごく驚いた。え、なんて恥ずかしい…っていう感覚。言葉は悪いけど、オーストラリア人ってバカなの?と思ったものだった。だけど長くこっちにいて、そういう人が珍しくないことを今は知っている。Dもそういうところがあるしね。
ブワーッと怒鳴られている最中に「この人、アンガーマネジメント受けたらいいのに」とか考えていた。変なことを考えたもんだわ。
相手が怒っているときに一緒に怒っても意味がないと基本は思っている。怒鳴り合って答えが出るわけでもなし。それに怒りはさらなる怒りを誘うもの。だからDとケンカをしても私が声を荒げることはあまりない。その結果、私の言い分が通る。ケンカに負けて勝負に勝つ。雄弁は銀沈黙は金。
帰宅。
明日から3連休なので、今夜はテイクアウト。Dが犬の散歩に行ったあと、チャイニーズを注文。おいしく頂いた。
そのあと私は居間でうたた寝。Dはそうそうにベッドに入り、おそらく8時ぐらいからゴロゴロウトウトしている。私は大学のウェブ講義にも出た後、ボサーっとして今に至る。
明日は犬を連れて獣医さんへ。爪を切ってもらうためだけど、チャーリーがずっと痒そうにしているので見てもらう。前の薬もあまり効かなかったから相談。また出費になるけど、痒いのはかわいそうだからね。
久しぶりに日付が変わるのを見そうなところまで起きているな。起きていてもダラダラするだけなのでもう寝る。
いつものように出社して自分の病棟で作業をしていたら師長代理が寄ってきた。「隣の病棟に応援に行ってくれない?」。
今朝、隣の病棟の正看が遅い時間に病欠の連絡を入れたみたい。その結果、正看ひとり、准看ひとり、アシスタントひとり、研修中の正看がふたりという状態だったらしい。スタッフの数としては十分なんだけど、新人さんが2名というのはなかなかつらい。単純にぶっちゃけまだ半人前だからね。
というわけで応援へ。正直なところあまり行きたくはないけど、困った時はお互い様。
投薬を手伝って、清拭も2名分。あとはナースコールに応えるなど。学生さんも来ていたので予想以上に作業量が少なく、「私、本当に必要だったの?」って思うぐらいだった。
ドラマはひとつ。
シフトを終えて帰ろうと思ったら看護学生が、午後勤務のカジュアルの正看(男性)と患者さんの清拭を手伝っていた。実習は疲れるし、何よりほかの学生と一緒に車で帰ることになっているようだったので「私がやるからもう帰りな」と作業を変わろうとした。そしたらその正看が急に大爆発。私に向かって何か怒鳴り始めた。突然のことに私も学生さんも意味がわからずきょとん。とりあえず何かに怒っていることは分かっけたけど、私は若い女の子に男性の罵声を聞かせたくなかったので「気にしないでいいから早く行きなさい」と部屋から送り出して帰らせた。
怒鳴り続ける看護師の話を聞いてみると、ほかの看護師から患者さんの人工肛門の袋をきれいにするように言われたとのこと。それを一体どのように言われたのかは知らないけど、「おれはもう看護師になって長いんだ。人工肛門のケアの仕方ぐらい知っている。俺はあれこれ人から指図されるのが大嫌いなんだ! もうこの病院には来ない!!」とわめいている(カジュアルスタッフはどの病院で働くか選択することができる)。いきなりわけのわからない怒りをぶつけられたけど、私は妙に冷静で、心底「何言うとんじゃ、こいつ?」という気分。「それって私に全然関係ない話だよね? 怒鳴るの止めてくれる?」と言い返した。でも一回入ったスイッチが収まらないようで、「わかってるさ! だけど!」と同じことを何度も何度もわめいていた。不思議と怒りは感じず、すごく冷めていた私。「そんなん知らんよ。私が言ったんじゃないし。で、人手は要るの? 要らないの?」と聞いたら「大丈夫だ! おれはひとりでやれるんだ!!」と叫んだので「いいのね? 大丈夫なのね?」と確認してそのまま部屋を出た。妙な時間だったわ。
一応、午後シフトのインチャージと病院代表に報告。言葉と力の暴力は許容されないからね。今日のことも、言ってみれば「もう帰れ。金輪際来なくていい」っていうレベルだけど、実害はなかったので「この後彼の態度に気を付けてね」という意味で報告のみ。午後シフトで何もないことを願うのみ。
アンガーマネジメント、という言葉を聞いたことがあるだろうか? 要は怒りのコントロールってことなんだけど。キレたら周囲が見えなくなる人が薦められる、ある意味精神的な治療というかカウンセリング。
私はその“見境なくキレる人”とやらに日本にいるときに会ったことがなかった。日本人って基本自分の感情をコントロールするようにしつけられていると思うし。表に出さないのが美、みたいなね。だからこっちにきて自由にキレる人を見てすごく驚いた。え、なんて恥ずかしい…っていう感覚。言葉は悪いけど、オーストラリア人ってバカなの?と思ったものだった。だけど長くこっちにいて、そういう人が珍しくないことを今は知っている。Dもそういうところがあるしね。
ブワーッと怒鳴られている最中に「この人、アンガーマネジメント受けたらいいのに」とか考えていた。変なことを考えたもんだわ。
相手が怒っているときに一緒に怒っても意味がないと基本は思っている。怒鳴り合って答えが出るわけでもなし。それに怒りはさらなる怒りを誘うもの。だからDとケンカをしても私が声を荒げることはあまりない。その結果、私の言い分が通る。ケンカに負けて勝負に勝つ。雄弁は銀沈黙は金。
帰宅。
明日から3連休なので、今夜はテイクアウト。Dが犬の散歩に行ったあと、チャイニーズを注文。おいしく頂いた。
そのあと私は居間でうたた寝。Dはそうそうにベッドに入り、おそらく8時ぐらいからゴロゴロウトウトしている。私は大学のウェブ講義にも出た後、ボサーっとして今に至る。
明日は犬を連れて獣医さんへ。爪を切ってもらうためだけど、チャーリーがずっと痒そうにしているので見てもらう。前の薬もあまり効かなかったから相談。また出費になるけど、痒いのはかわいそうだからね。
久しぶりに日付が変わるのを見そうなところまで起きているな。起きていてもダラダラするだけなのでもう寝る。