小事が大事 こまやかなきずかいが
互いの心を豊かにする
人情の機微を鋭くとらえる慈愛のリーダたれ
〈名字の言〉 2019年1月22日
「むか~し、むかしのことじゃった……」。優しい声と独特の語り口で、
お茶の間に日本の昔話を届けてきた女優の市原悦子さん。「家政婦は見た!」
シリーズをはじめドラマ、舞台などで活躍し、多くのファンに愛された。今月、
82歳で亡くなった▼2年前に自己免疫性脊髄炎を発症し、活動を休止。昨年
春からテレビ番組のナレーションで復帰した。今年、再入院したが、その時も
病室に台本を持ち込み、仕事の準備を怠らなかったという▼最期まで女優魂を
燃やし続けた市原さん。本紙に登場した際も役作りについて「演技に対してうぶで、
純でありたいと思っています。それには稽古に徹するしかない」「目の前の課題に、
無心で、真心で取り組むことにより、必ず新しい何かが生まれます」と。常に
「今」を見つめていた▼過去の成功や挫折にとらわれず、未来を思い煩うことなく、
ただ目の前の課題を見つめ、全力でぶつかっていく。その繰り返しの中に自身の
成長と向上があり、人生の豊かな実りもあろう▼仏法では「現在」を未来の因とする
「本因妙」の生き方を説く。現在の一念が変われば未来も変わる。ゆえに目の前の
課題に全力投球の日々でありたい。「今」を懸命に生き切った人の残す人生の軌跡は、
すがすがしく、美しい。(灯)
〈寸鉄〉 2019年1月22日
「曖昧な的に放った矢が当る訳がない」牧口先生。具体的目標へ今日も一歩
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高知青年部の日。若人の勇気の行動から歴史は始まる。創価勝利の魁頼む
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各地で男子部大学校生が出発。迸る情熱!さあ青春の大挑戦へ打って出よ
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大いなる苦労なしには人生は何も与えぬ―詩人。苦闘は人格を磨く宝なり
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公明は常に子育て・教育政策をリード―識者。声を形にする実現力で光れ