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市民を裏切った 岡崎誠也高知市長 巧妙な罠に落ちた教委と市議会

2010年02月17日 | 追手前小廃校問題

岡崎高知市長は、07年選挙当時、追手前小学校の廃校・新堀小学校との統合を公約に挙げ、高知新聞社からの質問に次のように答えている・・・

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問い(高知新聞記者) 『相次ぐ不祥事などにより市役所への信頼が低下しています。内部の改革にどのように取り組みますか?』

答え(市長) 『不祥事や不適切な事務処理を防止し、市民の皆さまの市役所に対する信頼性や仕事に対する納得性を高めるためにも、組織は人が基本であることを念頭に、職場全体で一層の人材育成に取り組むと同時に、組織を挙げて市民の幸せ実現に向け、責任を持って仕事を進めてまいります。』

問い(高知新聞記者) 『市民とは、市長とは何か?』

答え(市長) 『市民は僕の家族、市長とは市民の中にあって、市民の命を守る人。「市民」とは、自分の身内、家族と変わらないという思いがあります。』

(昨年秋の「学ぼうさい」のようす。追手前小は地域の災害避難地だ。)

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23・・・ ところが、その選挙で当選した市長は、08年秋、廃校となる追手前小学校の地元市民には一度も説明会を開かないままでありながら、市議会には地元住民に説明を尽くしたと嘘をついた。(最下部に、市長の議会発言要旨があります。)

明らかに、市民に対する裏切りだ。

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(財政問題説明会の市長)

岡崎誠也高知市長の市民に対する裏切り、市議会に対する虚偽説明の実態はこうだ。

=== 教委と市議会を欺く巧妙・狡猾な罠 ===

追手前小廃校議案が可決された議会の直前、市長は、教育委員会に対して『追手前小と新堀小の統廃合の是非は議会で決めるが、その議案書作成の為に新校の名前と場所を決めて戴きたい。』と諮問した。議会で統廃合か存続かを判断するにしても、新校名と設置場所が決まっている方がより議論が深まるという理屈だ。

つまり、教育委員会には新校名と場所だけをとりあえず決めてもらい、統廃合するか否かの最終決断は議会に任せて欲しいと言う諮問であった。教育理念と行政方針の間で難しい対応を迫られ困っていた教育委員らは、『渡りに船』と飛びついた・・・

しかし、これは岡崎市長の狡猾な罠だった。市長は、市議会に対する事前説明で、職員を使って『両校のPTA・町内会・関係者のみなさんに納得して戴き、教育委員会が新しい学校名と設置場所も決めた。後は、市議会が賛成してくれれば議案が成立する。』と説明させていた。

私は、旧知の市議に、『お前は反対しゅうけんど、地元は了解しちゅうやいか!もう決まったようなもんよ。』と声を掛けられ、議会対策用の資料を見せてもらって此の企みを知ったが、一般市民にはまったく分からない裏工作だ・・・ というより議会を舞台にした詐欺事件に等しい内容だった。

此れには腰が抜けるほどビックリした。『政治の裏方の仕事は知っていたつもりだが・・・ 此処までひどいとは・・・ 』と言うのが率直な感想であった。

驚いた私が、『とんでもない。市長以下、誰一人として地元町内会に足を運んでいない。話合いの場である地元説明会が一度も開かれていないのだから、了解など出来る筈もない。』と各議員を説得して回ったところ、市議の間では『それなら話は別だ。白紙に戻る。』と言う雰囲気が芽生えた。

此れに慌てた市長らが、冒頭のように『地元説明会を開いて充分に住民に説明した。』と虚偽説明を繰返し、市議らを更に欺いたのである。(地元説明会が開かれていないことに抗議する地元町内会長らの署名捺印

嘆かわしい・・・ これが高知市の政治だ・・・

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=== 第411回高知市議会12月定例会 議案提起説明 (抜粋)===

高知市長 岡崎誠也

(中略)

次に,追手前小学校と新堀小学校の統合に向けたこれまでの経過と取り組みについて申し上げます
 教育委員会では,特認校制度導入から7年目を迎えた昨年4月に,学校規模問題検討委員会を設置し,特認校1校ごとの成果と課題の検証を行いました。その結果,追手前小学校については,校区外児童と校区内児童が7対3と不均衡であることが課題であり,また本制度継続のためには老朽化した校舎の耐震化のために早期に抜本的な改修を実施しなければならず,そのための財源が保障されない場合には,統合も視野に入れた検討もやむを得ないとの結論が出されました。
 大変な財政状況の中で,苦渋の決断でありましたが,2校ともに改築することは財政上困難と判断し,その後,私や吉川前教育長が追手前小学校や新堀小学校に出向き,保護者の方々や地域住民の皆様との意見交換会を実施するとともに,また本年4月には両校関係者の方々と市教委の三者で,新しい学校をどのように作っていくかについての打合会を設置して,6回にわたる協議が重ねられました。その間,両校区の地域住民の方々やPTAの皆様への説明会もあわせて開催し,統合後の新校は新しい学校名でという方向について御理解をいただいたとの報告を受けております。
 このような経過を踏まえまして,教育委員会では,両校の合併統合に係る新校の校名を検討することを目的として校名検討委員会を設置し,本年9月17日から10月15日にかけて,両校の児童や保護者の方々,地域の皆様を対象にしました新校名の募集を行い,最終的には179通73案の応募が寄せられております。
 その後,10月17日の第2回校名検討委員会において,73案の校名案の中から17案に絞り込みがなされ,10月23日の第3回検討委員会において,さらに7候補に絞り新校の候補名として決定し,神家委員長から松原教育長へ報告書が提出されました。
 教育委員会では検討委員会からの報告を受けまして,11月6日に臨時教育委員会を開催し,新校の学校名を決定するための協議を行い,「はりまや小学校」を推す意見と「はりまや橋小学校」を推す意見が同数となりましたことから,両校のかけ橋になってほしいという願いが込められているとして,澤田教育委員長の裁決により,最終的に教育委員会として新校名をはりまや橋小学校に決定したとの報告を受けております。以上のような経過を受けまして,本議会に高知市立学校設置条例の一部を改正する条例議案を御提案申し上げたところであります。
 なお,今後につきましては,条例議案の議決をいただきましたならば,新年度当初予算に新堀小学校のリニューアルのための予算を計上してまいりますとともに,来年度には仮称新校整備検討委員会を立ち上げまして,両校の学校長,PTA関係者の方々などを委員として,具体的な新校の設計内容に関する協議を行っていく予定であります。その後におきましては,平成22年度から24年度にかけて,夏休み等の期間を中心にリニューアル工事を行いまして,平成25年4月1日には,追手前小学校と新堀小学校のすばらしい伝統を引き継いだ新設小学校でありますはりまや橋小学校が誕生することとなります。

両校の統合につきましては,これまでさまざまな御意見をいただいてまいりましたが,市議会を初め関係の皆様の御理解と御協力に,心から感謝申し上げます。

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