“ちょうちん”みたいに赤くぶら下がっているのは、「ザクロ」。
嫁ぎ先に4mほどのザクロの木があり、今ではたわわに実っています。
今年は豊作だ♪
「ザクロ」というと、お庭へ植えるのは縁起が“良い”とか“悪い”とか言われる
ことが多い植物です。いったいどっちなんでしょう?
“良い”といわれる場合は、ザクロの実の中に、果肉に包まれた種がたくさん
入っているので、子孫繁栄とされ「吉祥果」とおめでたい名前で呼ばれます。
そして“悪い”といわれる場合、鬼子母神さんという神様のいわれが関係して
います。鬼子母神さんは自分の子どもがたくさんいて、とってもその子たちを
愛していたのですが、自分の子を育てるためか、鬼子母神さんは人間の子を
食べて暮らしていました。それではいけないとお釈迦様が怒り、鬼子母神さんは
改心しました。それからは仏教の教えを守り、安産と育児の神様へと生まれ
変わったそうなのですが、その時お釈迦さまが「人間の子を食べたくなったら
これを食べなさい」と出したのがこのザクロだったといわれています。
ここから、ザクロの実は人の肉の味がすると昔から言い伝えられてきたという
ことなのです。しかも、ザクロは熟すとパックリ割れるのですが、割れた間から
真っ赤なツブツブの果肉が見えるので、ちょっとグロテスクに見えてしまう
というのも、マイナスイメージだったようです。
安産の神様となった鬼子母神さんは、ザクロを手に持っています。
でもきっと、子宝の象徴として持っているだけで、食べることはなかったのでは
ないかな?と思います。だから、ザクロと鬼子母神さんが結びついた縁起は
そうとしても、良い神様となったのだから、ザクロは良い縁起の木であって
ほしいな~と個人的に思います。真っ赤な花もきれいですしね。
そんなことから、お寺には植えられていることが多いです。
ちなみに、パックリ割れるのは日本のものだけだそうですね。
外国産のザクロは熟しても割れないんだそうです。
さて、今日は現場で電気やさんと配線の打ち合わせ。
図面と現場を照合して、具体的な配線の経路や位置を確認します。
内装の納まりに合わせて、細かく決めていきます。