二胡工房 光舜堂

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自分でできる二胡の修理。頭取れ

2020-04-24 14:11:19 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
二胡の修理で一番多いのがこれでしょうね。

二胡の頭は取れやすいですね。

これ簡単に言うと、木工屋としてみるならば、取れて当たりまえ、

という感じなのです。

木と木と接着してありますから、

その接着面積が広ければ問題は発生しにくいのですが、比較的これらの紫檀黒檀にしては狭いのです。

それと、木目の方向が割れやすい方向なのです。

それから、木自体が動くということがあり、それらの総合で、軽く当てただけでもと取れてしまうということもあります。

中には満員電車に乗っていて、教室に着いたらとれてしまったなどということもあります。

二胡の頭は、音としても役割を果たしています。

当然ですよね。本来は楽器のすべてが振動して音になるのですから。

普通頭が取れると、ご自身では気が付きにくいのですが、音が遠くに響かなることが多いようです。

これは取れた頭をほかの人に持っていてもらい、取れたところに着けたり離したりして、だしかめるとよくわかります。

頭が取れる。その修理の方法を書きます。

まず取れ方にもいくつかあります。

木の接着面の膠なりボンドが劣化して頭が取れる。

この場合は、とてもきれいに真っ平に見えるようです。



その次には、木の部分のひび割れが進行して、何かの力加減で割れてとれてしまう。



もう一つは、意外と多いのが、単なるひび割れというのも多いのです。



これらを一つづつ直し方を書いていきます。

なるべく、誰がやってもきれいに直せるかもしれない方法を書きます。

それと見栄えはともかく、とにかくついていればという方法も書きます。







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