最後の張りに入ってから、皮の乾き始めるまでの半日ほど、これはもうつきっきりです。
かなり伸びているはずの皮を、望む音が出るまで、ジワジワと張る力をあげていきます。
ボンドが乾いてしまうと、動かなくなりますから、大体6時間ぐらいが勝負でしょうね。
そして、乾いた時にFの音になるように、そのはずと思うように締め上げます。
ぬれていますから、それよりは低く殆どがCぐらいです。
乾けば当然、皮は緊張しますから、音は上がります。
DにもEにもなります。
劉継紅さんのおっしゃるには、Fになるように張るのだと言うことです。
ところがこれはそれほど自由にはいきません。何せ、ぬれている時の叩いた音で、乾いた時の音を想像するのですから。
近くはなりますが、、、、、、
ただ、多少救いは、まだ、中国製のものでも、出来て直ぐFの音になっているのは無かったので、このことはかなり難しい事なのだと思います。
これから頑張ろうと言う感じです。
ただ、恐れ多い事ですが、何故Fの音なのかは分からないのです。
確かバイオリンの表板と言うのはFに合わせると言いますから、そこから来たのかもしれません。
ちなみに裏板は、半音高く削り込むのだそうです。
二胡の胴そのものは、樹種によってかなり色々なキー音になります。
それら胴のキー音や皮のキー音と混ざり合って、二胡は複雑な倍音を持つのではないでしょうか。
そのうち、私自身これと言うのを見つけたいなとは思っています。
皮は、このようにかなり手間暇をかけるものです。
ひたすら時間との勝負です。
それと全てが同じようには上がりません。
硬くし過ぎても破れますし、破れないようにと思えば緩くなりすぎたりもします。
最近でこそ、殆ど失敗は有りませんが、最初のうちは何度も張り替えたものです。
一番厚い皮ですと大体8回ぐらいは乾いて濡らして、引っ張っての繰り返しで、時期によればなかなか乾かないので3ヶ月くらいかかることも有りました。
最近はエアコンのある部屋を上手く使うコツも得てきましたので、大体2ヶ月ではなんとかなるようです。
最終の本張を、乾きにくいからと言って、エアコンのある部屋で、最後まで乾かしてしまうと、乾きすぎて、自然の空気に触れた途端緩んだりもします。
その辺の兼ね合いも、乾き具合を見ながら場所を変えたり、湿度を変えたりと、バタバタしています。
そのうち適度な乾燥室と言うのは欲しい物です。
下加工と言うのはどんなものでも、人に見えないだけに、苦労が付きまといますね。
2ヶ月位も、じわじわと、伸ばして乾かし、伸ばして乾かしその一つの工程でも気を抜けないのが蛇皮の下加工なのです。
そして型が違うと更に大変です。
二胡はどのメーカーも少しずつ削り具合が違います。
同じ6角形でも微妙に違うのです。
同じメーカーでしたら、同じ型を使えますが、ワタクシの処のように、張り替えを引き受けると、
型そのものを作るところから始めなくてはなりません。
ですから、皆さん他のメーカーの物の張り替えを引き受けないのかもしれません。
かなり伸びているはずの皮を、望む音が出るまで、ジワジワと張る力をあげていきます。
ボンドが乾いてしまうと、動かなくなりますから、大体6時間ぐらいが勝負でしょうね。
そして、乾いた時にFの音になるように、そのはずと思うように締め上げます。
ぬれていますから、それよりは低く殆どがCぐらいです。
乾けば当然、皮は緊張しますから、音は上がります。
DにもEにもなります。
劉継紅さんのおっしゃるには、Fになるように張るのだと言うことです。
ところがこれはそれほど自由にはいきません。何せ、ぬれている時の叩いた音で、乾いた時の音を想像するのですから。
近くはなりますが、、、、、、
ただ、多少救いは、まだ、中国製のものでも、出来て直ぐFの音になっているのは無かったので、このことはかなり難しい事なのだと思います。
これから頑張ろうと言う感じです。
ただ、恐れ多い事ですが、何故Fの音なのかは分からないのです。
確かバイオリンの表板と言うのはFに合わせると言いますから、そこから来たのかもしれません。
ちなみに裏板は、半音高く削り込むのだそうです。
二胡の胴そのものは、樹種によってかなり色々なキー音になります。
それら胴のキー音や皮のキー音と混ざり合って、二胡は複雑な倍音を持つのではないでしょうか。
そのうち、私自身これと言うのを見つけたいなとは思っています。
皮は、このようにかなり手間暇をかけるものです。
ひたすら時間との勝負です。
それと全てが同じようには上がりません。
硬くし過ぎても破れますし、破れないようにと思えば緩くなりすぎたりもします。
最近でこそ、殆ど失敗は有りませんが、最初のうちは何度も張り替えたものです。
一番厚い皮ですと大体8回ぐらいは乾いて濡らして、引っ張っての繰り返しで、時期によればなかなか乾かないので3ヶ月くらいかかることも有りました。
最近はエアコンのある部屋を上手く使うコツも得てきましたので、大体2ヶ月ではなんとかなるようです。
最終の本張を、乾きにくいからと言って、エアコンのある部屋で、最後まで乾かしてしまうと、乾きすぎて、自然の空気に触れた途端緩んだりもします。
その辺の兼ね合いも、乾き具合を見ながら場所を変えたり、湿度を変えたりと、バタバタしています。
そのうち適度な乾燥室と言うのは欲しい物です。
下加工と言うのはどんなものでも、人に見えないだけに、苦労が付きまといますね。
2ヶ月位も、じわじわと、伸ばして乾かし、伸ばして乾かしその一つの工程でも気を抜けないのが蛇皮の下加工なのです。
そして型が違うと更に大変です。
二胡はどのメーカーも少しずつ削り具合が違います。
同じ6角形でも微妙に違うのです。
同じメーカーでしたら、同じ型を使えますが、ワタクシの処のように、張り替えを引き受けると、
型そのものを作るところから始めなくてはなりません。
ですから、皆さん他のメーカーの物の張り替えを引き受けないのかもしれません。
今年こそお店にいけたら良いなぁと思っております。
皮張りは色々と大変なのですね。勉強になります。
ひとつ思ったのですが、保管の際にカメラ用のドライキャビネット(電子式)を利用するのはいかがでしょうか。
私はカビ防止の為にカメラ用に使っているのですが、
湿度25%~65%をつまみで自在に調整できます。
琴胴だけなら結構な数保管できるかもしれません。
既にお試しでしたら申し訳ございません。
皆様もお風邪にお気をつけください。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
やってみます。
何いってるかよく分かんないと思いますので、そのうち私のブログで解説します。
成程Fの波長の倍数分と言うことですか?
それなら解りますね、と言うことは胴はF♭或いはF♯ぐらいが良いということですかね。
そうするとチンチャンは、殆どがそのままFですから、それでクリアーな音になるのですかね?