これは、8角形の二胡です。

内部は、実は、丸く削ってあるのです。
外から見ると8角形なのですが、
今ほとんど8角形の二胡は作られていないようです。
ユーチューブなどで見ても、本場の二胡奏者は、6角形を使っていますね。
日本でかなり初めのころに教室を始めた人が、8角形の二胡を使っていたせいか、
またそれらの教室がかなり大規模になったせいか、日本には相当多くの8角形の二胡があります。
また本場では、今では使われなくなってきたおかげで、
相当その安くなった、8角形をまとめて仕入れてきて、発売しているおみせもあります。
もしかしたら世界で一番8角形の二胡をもているのは、日本人かもしれないのです。
以前は一所懸命8角形の二胡を販売していた教室も、時の流れに従って、
6角形の二胡を販売するように変わってきています。
もともとは、二胡は6角形として設定されて開発されてきています。
それが、音の大きさを大きくしたいという事で、
北京系の8角形の二胡が作られたのが、たぶん50年くらい前でしょうか。
というより、今二胡といわれているものの、ご先祖といいますか、
中国全土に広く使われていた、胡琴には様々な形があり、その中に8角形もあったのですね。
もちろん6角形も、丸いものもありました。
ヴァイオリンに匹敵するような楽器を造ろうという事で、各地にあった胡琴の中から、
6角形を選んで、それをより楽器としての完成度を挙げるように作ったのが、
現在の二胡だといわれています。
その後より音の大きな二胡が欲しいという事で作られてきたのが8角形の北京二胡だといわれています。
ここでより音を大きくするということで、研究されたのが、皮を薄くするという事でした。
皮を薄くすると、音は大きくなります。
又8角形というか内部を丸くすることで、音もクリアーになり(倍音が減って)音の通りもよくなってきたのでしょう。
ところが、その音のクリアーになることが、どうも本場では、
「あんなものはゴミだ!」
という演奏家まで出てきてしまったのですね。
ところがその、ゴミといわれる8角形の二胡が日本ではかなり親しまれています。
8角形こそ二胡の音だという日本人の演奏家もいるくらいです。
まあ、これは好みでしょうね。
慣れというのもあるかもしれません。
最初に日本に来た演奏家がよくつかっていてそのCDなどもよく聞かれたからでしょうか。
8角形の二胡は、日本では十分受け入れられています。
さてここで大きな問題が、たくさん出てきましたね。
8角形の二胡糸巻きが、金属軸が多かったという事、
そして、かなり壊れやすいものであるという事(経年変化も、人為的にも)
そして、せっかくの音を大きくするための工夫である蛇皮を薄くするという事。
この薄くなったことにより弱くもなっているのですね。
かなり緩みやすく、鳴らない状態が早く来てしまっているようなのです。
しかし、8角形の二胡、皮を普通に厚みのものに変えると、音色もよく、
むしろ倍音?雑音ぽ差もなく、クリアーでとても良い音色に聞こえるのです。
どちらかというと昔の二胡に近い音がするのです。
もし皆さんが、8角形の二胡をお持ちでしたら、張り替えてみると、とんでもなく良い楽器になる可能性もあるのです。
それは8角形の二胡には日本人好みの黒檀が使われていることも多く、
黒檀といわれているアフリカンブラックウッドも、響きわたる感じの楽器になります。
そして何より良いのは、
10年以上前の楽器も多く、昔の材料が使われていて、厚めの皮の重厚感が出てきます。
何しろ音色は木に縁るのですから。
古い楽器は大切にしよう。

内部は、実は、丸く削ってあるのです。
外から見ると8角形なのですが、
今ほとんど8角形の二胡は作られていないようです。
ユーチューブなどで見ても、本場の二胡奏者は、6角形を使っていますね。
日本でかなり初めのころに教室を始めた人が、8角形の二胡を使っていたせいか、
またそれらの教室がかなり大規模になったせいか、日本には相当多くの8角形の二胡があります。
また本場では、今では使われなくなってきたおかげで、
相当その安くなった、8角形をまとめて仕入れてきて、発売しているおみせもあります。
もしかしたら世界で一番8角形の二胡をもているのは、日本人かもしれないのです。
以前は一所懸命8角形の二胡を販売していた教室も、時の流れに従って、
6角形の二胡を販売するように変わってきています。
もともとは、二胡は6角形として設定されて開発されてきています。
それが、音の大きさを大きくしたいという事で、
北京系の8角形の二胡が作られたのが、たぶん50年くらい前でしょうか。
というより、今二胡といわれているものの、ご先祖といいますか、
中国全土に広く使われていた、胡琴には様々な形があり、その中に8角形もあったのですね。
もちろん6角形も、丸いものもありました。
ヴァイオリンに匹敵するような楽器を造ろうという事で、各地にあった胡琴の中から、
6角形を選んで、それをより楽器としての完成度を挙げるように作ったのが、
現在の二胡だといわれています。
その後より音の大きな二胡が欲しいという事で作られてきたのが8角形の北京二胡だといわれています。
ここでより音を大きくするということで、研究されたのが、皮を薄くするという事でした。
皮を薄くすると、音は大きくなります。
又8角形というか内部を丸くすることで、音もクリアーになり(倍音が減って)音の通りもよくなってきたのでしょう。
ところが、その音のクリアーになることが、どうも本場では、
「あんなものはゴミだ!」
という演奏家まで出てきてしまったのですね。
ところがその、ゴミといわれる8角形の二胡が日本ではかなり親しまれています。
8角形こそ二胡の音だという日本人の演奏家もいるくらいです。
まあ、これは好みでしょうね。
慣れというのもあるかもしれません。
最初に日本に来た演奏家がよくつかっていてそのCDなどもよく聞かれたからでしょうか。
8角形の二胡は、日本では十分受け入れられています。
さてここで大きな問題が、たくさん出てきましたね。
8角形の二胡糸巻きが、金属軸が多かったという事、
そして、かなり壊れやすいものであるという事(経年変化も、人為的にも)
そして、せっかくの音を大きくするための工夫である蛇皮を薄くするという事。
この薄くなったことにより弱くもなっているのですね。
かなり緩みやすく、鳴らない状態が早く来てしまっているようなのです。
しかし、8角形の二胡、皮を普通に厚みのものに変えると、音色もよく、
むしろ倍音?雑音ぽ差もなく、クリアーでとても良い音色に聞こえるのです。
どちらかというと昔の二胡に近い音がするのです。
もし皆さんが、8角形の二胡をお持ちでしたら、張り替えてみると、とんでもなく良い楽器になる可能性もあるのです。
それは8角形の二胡には日本人好みの黒檀が使われていることも多く、
黒檀といわれているアフリカンブラックウッドも、響きわたる感じの楽器になります。
そして何より良いのは、
10年以上前の楽器も多く、昔の材料が使われていて、厚めの皮の重厚感が出てきます。
何しろ音色は木に縁るのですから。
古い楽器は大切にしよう。
「存在自体が不良品」とか「あんなもの使う気にはならない」とかネットで見て買い換えなきゃいけないのかって真剣に悩んだ時もありましたが、がんばって育てます!