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ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

2011年本屋大賞発表!

2011年04月17日 22時10分36秒 | 日記
2011年度の本屋大賞が発表になりました。
個人的に読んでみたいのは10位。
高校の図書室におきたいな~。


※本屋大賞とは、全国の書店員が自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票して決める賞です。
<対象は2009年12月1日~2010年11月30日の間に刊行された(奥付に準拠)日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)>

http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/?ie=UTF8&docId=3077063946&tag=asahicom-book-22&linkCode=ure

大賞 『謎解きはディナーのあとで』 東川 篤哉
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理! ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。彼は、いくつもの企業を擁する


2位 『ふがいない僕は空を見た』 窪 美澄
これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずの ことでいっぱい。団地で暮らす同級生、助産院をいとなむお母さん…16歳のやりきれない思いは周りの人たちに波紋を

3位 『ペンギン・ハイウェイ』 森見 登美彦
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

4位 『錨を上げよ(上)』 百田 尚樹
この男、いったい、何者か。。昭和30年大阪下町生まれ。その名は、作田又三。下品で、ずるくて、しぶとくて、ルール無視でもお構いなし。人生の至る所で敗北を喫しながらも、絶対にへこたれない不屈の男。大ベストセラー『永遠の0』をはるかに凌ぐ感動。

5位 『シューマンの指』 奥泉 光
シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「わたし」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に 居合わせた修人はその後。

6位 『叫びと祈り』 梓崎 優
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各 国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ

7位 『悪の教典(上)』 貴志 祐介
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。

8位 『神様のカルテ 2』 夏川 草介
医師の話ではない。人間の話をしているのだ。 栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家の妻・ハルの献身的な支えや、頼りになる同僚、下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、日々を乗り切っている

9位 『キケン』 有川 浩
既にサークルの域は出た。活動内容もそうだが、集う人間の危険度が、だ。ヤバイ奴らが巻き起こす熱血青春ドタバタ劇。理系男子って皆こんなに危ないの

10位 『ストーリー・セラー』 有川 浩
このままずっと小説を書き続けるか、あるいは……。小説家と、彼女を支える夫を突然襲った、あまりにも過酷な運命。極限の選択を求められた彼女は、今まで 最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた――。「Story Seller」に発表された一編に、単行本のために書き下ろされた

めまいのする週末。 走っても走っても遅刻ばかり。。

2011年04月17日 22時09分01秒 | 日記
頭の中も、
心の中も、
おまけにからだごと、
揺れている週末でした。

桜が散るから、
でしょうか。

助成申請書を作っていて
10分、出遅れました。

走って走って
午後の田中さんの時間に
10分遅れました。

田中さんの時間の後の予定には1時間余裕を持っていたのに、
頭の中と言葉とがぐるぐるぐるぐるまわって、
平衡感覚がわからなくなって、
半べそかきかき、電車に乗って
次の予定のおおた区民活動団体連絡会設立総会というものに
10分遅れました。

夜はぐるぐるするのに、
ビールなぞ、急に飲みたくなって、
飲んだらいっそうぐるぐる。

ぐるぐるの頭で助成申請書の続きを書いて、
とうとう頭がガンガンしてきたので、
あきらめて寝ました。

今日は朝から「かな書ワークショップ」
10分前に着いたのに、
参加者の中ではいちばん遅かった。

終わりの時間は、先生のおしゃべりと共に
どんどんと伸びて、最後は
お先に失礼しますで出てきました。

そして、また走って走って
次の予定のファミレスに着いた時には
声も出ず。

***********
「ワタシハイッタイ、ナニヲシテイルノダロウ」

なぜ、こんなに走っているのだろう。
ぐるぐるぐるぐる。

なぜ、こんなにつめこんでしまっているのだろう。
なぜ、どれもこれも手放すことができないのだろう。

ぐるぐるぐるぐる。

**********

設立総会では、会いたかったけれど会う機会のなかった
方々とお会いしお話できて友だちになりました。

かな書ワークでは、これも思いがけず既知の友人と再会するびっくりがあり、かな書の筆の運び方、これまでと違う形を学び、短冊まで作らせてもらいました。


その後のファミレスでは、助成申請の内容を
仲間のママ友たちと確認の打ち合わせ。
みんなでやろうとしていることは、
こういうことじゃないだろうか、と想像しながら
何度も何度も書きなおした。
できそうかも、と思えて、やってみることにワクワクもし、
次の展開につながるストーリー、申請先の審査基準を満たせる内容、
すべてのさじ加減に迷いながら、何度も書き直した申請書。

初披露のドキドキの時間。
身を乗り出して、目を輝かせて、
これならできる、やれそう、おもしろい、こんなふうにもしたい、
の反応に、ホッと胸をなでおろす。
そして、ふわ~っとうれしくなりました。

良かった。

ぐるぐるはおさまらないままの週末。
走ってばかり綱渡りで遅刻ばかりの週末。

だけど、立ちどまっている時間の一瞬一瞬に
「うれしい」があふれおちてくる。

だから、やめられない。

困ったものです。

明日からの予定を確認したら、
一つで一つの予定なのに、
ぜんぶあわせると、やっぱり、走っても遅刻の綱渡りの日々。
マズイな~。

また、金曜日にはボロッとした感じで
地下鉄の席に座る、魂が抜けたような疲れ切った私の姿。

あぁ、ヤバいです。リアリティ、ありすぎる。

あらためて、自問自答「市民(活動)ってなんだろう?」

2011年04月17日 22時08分08秒 | 日記
大学院在学中から、NPOの世界に足をつっこみ、
ずっとNPOの世界に身を浴してきました。

NPOといういい方はおかしいのかな。
市民活動、といったほうがいいのでしょうか。

市民であるかぎり、生活は活動そのものでもあるのは
当たり前のことなのですが。

ですが、
市民活動で食べてゆくことは、とても稀なケースでもあります。
稀な中に身を置いているうちにそれが当たり前になってしまいました。


NPOの世界で仕事をし、NPOの世界の中で研究もし、
NPOの世界はそのまま、生活そのものでもありました。

だから、勤務中はもちろんのこと、
勤務の時間じゃなくても、勤務の場所じゃなくても、
子どもたちのことを考え、社会をウォッチングし続けることが当たり前でした。


いま、そうではない場所で働きはじめて、
勤務の時間や勤務の場所では、本について考え、高校生について考え、
勤務の時間以外でも、本について考え、高校生について考え、
それをしていると、本や高校生以外の情報が、
インプットされることなく、世界が回り続ける感じがしてしまいます。


それにふと気づいて怖いと思いました。

身の回りの問題に関心のない人々は、
遠いところにいるのではない、と気づきました。

無関心が、いちばん怖いと思っていた。

無関心になれる要素はたっぷりとふんだんに自らの内にあることに
気づいてしまいました。

怖い。

市民であることを意識しながら、
日々の生活の中に何かを見出していくこと、
見出しながら解決に歩みを向けていくことは、
とっても、意識的な能動的な作業であることに気が付きました。

そして、それをするのはとてもエネルギーの要ること。


ぼんやりしながら、やり過ごすこともできてしまう、
そういう当たり前もある、ということ、
知らなかったから、この10数年がんばれた。
知っていたら、体当たりできなかったかもしれない。

そう考えると、ちょっぴり、ぞっとします。


そんなカルチャーショックの中で
ぐるぐるまわる頭を抱えています。

うららかな、休日の朝

2011年04月16日 23時30分07秒 | 日記

ゆっくり起きる朝でした。

ぷうちゃんもいつも通りに起きたけれど、
お腹空いた、と言わずに、
ごろごろしながら、おしゃべりをして過ごしました。

むむちゃんの起きるのにあわせて、
ゆっくりご飯を食べて、
窓を開け放ち、部屋中が風の通り道。

光の中でお花たちにお水をあげて、
お散歩。

てってって~と、子どもたちが駆けて行く後ろ姿を
春の風に、初夏の匂いがまざって追いかける、
あたたかい朝でした。

読書日記4/15 宮部みゆき『小暮写真館』講談社2010.5.15

2011年04月16日 23時23分29秒 | 日記
昨晩、読み終えてから、寝ました。

お友だちの内でお夕飯をご馳走になって
はしゃいで眠くなって帰ってきた
むむちゃんと、ぷうちゃんに、
絵本を読んだあと、
「ママも読みたい本があるの、もう少し明るくしててもいい?」
と、たずねたら、ふたりとも、静かに目をつぶってくれました。

一気に読み終えました。
おかげで、今日は本の亡霊にとりつかれることなく、
身も心も軽く過ごすことができました。


宮部みゆき、天性の作家さん。

文体も好き。

ストーリーも好き。

ひとつの謎には、
みっつの答があるのはざらで
謎解きなのだけれど、出来事のなぞにとどまらず、
こころの謎を明かしてしまいます。

そこには力味はなくて、さわやかで、軽やかで、
なんだかあたたかいものがふんわりと残ります。

『小暮写真館』。
シリーズになってほしいな~。

このひだまりに、ひたっていたい。