ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

読書日記4/25@お昼休みの図書室 瀧羽麻子『うさぎパン』ダヴィンチブックス

2011年04月25日 16時55分17秒 | 日記
図書室は検診のため開室しているものの、
配架できないので、カウンターで読書に励むお昼休み。

今日の読書は、瀧羽麻子『うさぎパン』
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E3%83%91%E3%83%B3-%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%80%A7%E7%BE%BD-%E9%BA%BB%E5%AD%90/dp/4840118973

お昼休みだけで読み終えることのできるライトな一冊。

かみ応えのある、おいしいパンが食べたくなりました。

読書しながら、登場人物と同じ年齢の
高校3年生のおしゃべりに耳がそばたってしまう。

図書準備室は、すっかり自習室と化して、
お勉強しながら、お昼を食べながら、
おやつも食べながら、おしゃべりもする。

もっぱら受験のこと。

3年生だものね。

受験がうまく行かなかったら、
世界が閉ざされてしまうような、
ぎりぎりのところに立っているような感じをざわざわと思い出しました。

受験の先にはおとなとしての生き方のすべてが
かかっているようにも、思えてならなかった
あの頃のまっただ中にいる目の前の彼女たち。


実際は、おとなと言われる年齢になり、
子どもを育てたり、働いたりもしてるものの、
人生はでこぼこで、明日をも知れぬわが身。

だけれど、きっとどんな風にも生きていけることを知っている。

今は、あの頃よりもずっと気楽かもしれない。


作品の中の高校三年生よりも、
となりでおしゃべりしている彼女たちのほうが
ずっとずっと、おとなびて見えました。

月曜クラゲ

2011年04月25日 09時01分39秒 | 日記
海をただようクラゲのような、
空をただようシャボン玉のような、
月曜日です。


陸にあがって身を横たえたい、
心もとない月曜日です。


空の色が薄い朝。