ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

穀雨の一日

2011年04月23日 23時14分19秒 | 日記
昨晩からどしゃ降りの雨が、
降ったりやんだりの一日でした。

あたたかい雨、春の雨だなぁ、数日遅れの穀雨だなぁ、
と思いながら、
間の悪い雨の強い降りの時間帯にばかり、
外を歩くことになりました。

傘は風にあおられ、レインブーツの中も
びしょぬれ。

さすがに、濡れたソックスをはき続けていたら
帰ってくる頃には、すっかり冷えてしまいました。

残りモノだけど、あたたかいシチューの夕食。
うれしいはずなのに、
なぜか、今日は豚汁に五穀米が食べたかっリして、
天の邪鬼の気分に振り回されていました。

穀雨。
強い雨、恵みの雨でありますように。


人々を、悲しませる雨ではありませんように。

読書日記4/22森見登美彦『夜は短し、歩けよ乙女』角川書店2006

2011年04月23日 23時13分15秒 | 
気になりながら、手を出せずにいた一冊。
もう五年前の作品なんだー、と思いながら。

初めのとっつきの悪さを乗り越えてしまったら、
この不可思議な文体が心地よい。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9C%E3%81%AF%E7%9F%AD%E3%81%97%E6%AD%A9%E3%81%
91%E3%82%88%E4%B9%99%E5%A5%B3-%E6%A3%AE%E8%A6%8B-%E7%99%BB%E7%BE%8E%E5%BD%A6
/dp/4048737449


不可思議な文体と描かれている世界が一致しているので安心して読めます。
あわせて、一本の糸がからまりあうことなく意外と整然と結び合っていて、
たたみかけるように展開していく流れも心地よい。

も少し、このしっかりと完結している世界に浸りたいものだなぁ、と思って、
昨晩は一度消した電気をつけ直して、最後まで読み切って安心して寝ました。

森見登美彦ワールド、他のものも読んでみたいぞ、と思わせてくれました。

来週のお楽しみ。

読書日記4/22 小川糸『つるかめ助産院』

2011年04月23日 23時12分21秒 | 
小川糸の『つるかめ助産院』
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%82%81%E5%8A%A9%E7%94%A3%E9%99%A2-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E7%B3%B8/dp/4087713792

筋書きはきっと悪くないのだろうけれど…。

どうしてこの人はこんなに文章が下手なんだろう。
最近読んだ『食堂かたつむり』もそう。

も少し、小説の文体になれば、
も少し、読んで良かった感が、残るのだけれど。

私、私の、自己主張ワールドに、辛抱強く読み進めなければならない文体が、いかん
とも。

ライトなので、ぺろりと読めてしまうのだけれど、
心に残るものが少ないのが残念。

読書日記4/21 湊かなえ『告白』双葉社

2011年04月23日 23時11分41秒 | 
松たか子主演で、映画化されて気になっていた一冊。
http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html


湊かなえの『告白』
http://www.amazon.co.jp/%E5%91%8A%E7%99%BD-%E6%B9%8A-%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%8
1%88/dp/4575236284

人間の内部を丁寧に書きこんでえぐるのには、十分な筆致でした。
一気に読まずには居られない本でした。

でもなんだか救いがなくて、気持ちが落ち込みました。

こんなの命の授業でもなんでもないやい。

それとも映画はもう少し違った作りになっているのかな。