雑木ですかね

2008-03-02 14:59:42 | ①造園

落葉樹、広葉樹、照葉樹等が混然として作り出す独特の美しさを持った雑木林。
その味わいを活かした雑木の庭を作りませんか。

今はこのような庭が流行りなんですね。あまりうっそうとさせると、問題がありますけどね。

特にコナラやミズナラなど、花が綺麗だとか樹形が美しいとか言われる種類の樹木ではありませんが、株立ちのコナラやミズナラを群植(複数植えること)し、自然の生態系に近い環境を住宅の中に取り入れて自然浴・・・庭に出てみたい気持ちになるものを作りたいですな。

雑木の美しさは、コナラの林の中にヤマボウシがあったりモミジがあったりシャラ、エゴなどがあってその一つ一つの雑木のもつ魅力を美しいと感じ、四季折々の個々の樹木の姿の移り変わりを感じ、庭園においては今までの鑑賞型でなく、体験型の空間を作り出すんですね。

春には若葉に明るい日差しが木漏れ日となって、その若葉の透き通った黄緑色の中にレントゲンのように葉脈を写し、その微毛はかがやき枝は風にそよぎテーブルの上に影を映す。その黄緑色の林に山桜、コブシ、ヤマボウシの花がどっきりとさせる。

ヤマボウシ、シャラ、エゴなど、近年花が美しいということでシンボルツリーとして1本で植えてあるのをよく見ますが、殆ど日当たりが良すぎて枯れてるのが多いかな。

私たちは雑木は1本ではかわいそう、群生により共生させることこそ植物へのいたわりではないかと思っている。自然に近い形のほうが、成長にも大変よろしいかと・・・

このように自然の林の生態を学び、雑木を活かすことに心配りすることは造園家として一番大切なことだと考えています。

自然に学ぶことにより、枝が風に揺れる剪定方法として5年に一度の剪定方法や雑木に肥料をやらないで生かす方法、少ない雑木で林を作る方法、ガーデニングと相性の良い雑木の庭の方法、雑木に合う花々、雑木の茶庭等みなさまに提供していければ良いかな~

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