最近では「季節の変わり目がわかりづらくなって、秋をすっ飛ばして冬が訪れる」なんて言われますが、そうは言っても、今の時期には木々が紅葉をはじめ、実などもたくさん付き始める頃です。
しかし庭の植樹している木々が紅葉していない… 実もつかない…
このような悩みをお客様からいただくことは少なくありません。
庭に木を植栽してもすぐには思われているような感じにはすぐにはなりませんし、また日々の管理のやり方も少し手間を掛けるだけで随分と変化が出てくるものです。
今回はそのようなお悩みにお答えするべく、特にこの時期の紅葉についてお話しをさせていただきます。
まず、紅葉しない原因として
・日焼け、木が若い、暖かすぎ… などなど考えられます。
その対策としては
①強い直射日光は常緑樹を西側に植栽してさえぎり、乾燥した日は灌水(水やり)を行なってください。
②若い木は秋になってもどんどん伸びるので紅葉しにくいです。残念ですがこれは成長を待つしかないです。
③観光地などをイメージするとわかりやすいですが、寒冷地の方が紅葉は鮮やかです。
④植栽する時にあらかじめ、色づきの良いものを選びましょう。
写真の樹木はすでに紅葉が始まっていますね。
建物でやや西日をさえぎり、また水もたっぷりと与えています。
情況がこのようにならない場合は、なんらかの対策を考えられた方がよいでしょう。
次に実付きが悪い原因としてはこのような事が考えられます。
・日光不足、剪定の誤り、雌雄異株、隔年結果、樹勢が強い… などなど
①日当たりが悪いと花も実もつきにくいため、日当たりの良い場所に移動する事。西日が当たるところは避けること。
②花芽を切り落とすと花も実も付かないです。実は剪定しない方が、実はつきやすくなります。
③雌株と雄株がある種類の木は、雄株は実を付けませんので確認してから植栽するようにしましょう。片方だけの場合は、もう片方を植栽してやらなければ実はつきません。良く確認して植樹しましょう。
④ウメモドキ、姫りんご、マユミ、ピラカンサス、など実がつきすぎるほど付く樹種は、あまり喜んでいると翌年には実をつけなかったりします! 少しとってやるか、実の小さなうちに減らしましょう。
⑤若い木は、あまり早くに多く付けていくと樹勢が弱ってくるため、ある程度大きさが出来上がってから実を楽しむようにされるといいと思います。
参考にされて樹木をいたわって長く楽しんでいただきたいです!!
施工に関するご相談・お問い合わせなど、お気軽に送信フォームからお送りください