八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

5月10日(追補:切干大根とハロー効果)

2017年05月10日 18時14分52秒 | 介護サービス
時間がなくて昨夜のブログでは省略したけど、実は私にとっては大きい出来事が昼食前にあった。
浴室から自席に戻ってくると、まもなく目の前に昼食が配膳された。
美味しそうな昼食だったけど、小鉢は嫌いな切干大根の煮物とのメニューアナウンスがあった。

ええっ?
切干大根は私が嫌いなので、いつもは事前に他の小鉢に替えてくれてるけど、
そういえば今日の調理員さんは新しい人だったし、
向いの人の小鉢と私の小鉢はよく似ているけど、
一見私の小鉢には切干大根は入っていないようにも見えるが、
出来上がった煮物から切干大根をとり、中には残っているかもしれないし・・と、
きっと私は不安と疑心暗鬼で一杯の表情だったのだろう。

 ps:マヒ眼の視力は0.1以下だし、眼鏡を外すと良い眼も0.3か0.4だし、
    しかも両眼の映像はズレて見えるし、眼振のためズレた映像も細かく振動してるから、
    微妙に細かいところはよく分からないのだ。

そこに同郷ナースさんが風のように現れて、『失礼します』と私の箸で小鉢の中身をチェックして、
小鉢の煮物の中身が、油揚げの千切り、にんじんの千切り、しらたきだけなことを、彼女自身も確認した。
それは煮物の中にも切干大根は入っていないと、私を安心させるためにして見せたことでもあった。
しらたきの醤油煮は、ちょっと見には切干大根に形状が良く似てるので。
同郷ナースさんは、食べものの嫌いな人の疑い深く考えがちな心理をよく知っていると感心した。
この1年半の中で私の性格も嗜好も知っただろうし、
なによりも私の不安気な表情に気づいて、すぐに対応してくれたことがとても嬉しかった。
そんなお昼の一件が、午後の爪切りのハロー効果になったと思う。

 追:リンクの例だと先入観のように誤解してしまうけど、ハロー効果と先入観とは根本的に違うと思う。
    私が理解しているハロー効果とは、
    ある点が非常に良いと評価すると、他の点も、ヘタすれば全てが無意識のうちに良く見えてしまうこと。
コメント (4)
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