天台寺門修験

修験道の教義は如何に

山伏問答3

2011年05月08日 19時16分14秒 | 山伏問答

問者

「當道場の掟として山伏の心得一と通りお尋ね申す。そもそも山伏の義は如何に、修験道の義は如何に。」

とうどうじょうのおきてとしてやまぶしのこころえひととおりおたずねもうす。そもそもやまぶしのぎはいかに、しゅげんどうのぎはいかに。

答者

「山伏とは真如法性の山に入り無明煩悩の敵を降伏するの義にして、修験道とは修行を積みて験徳を顕す道にて候。」

やまぶしとはしんにょほっしょうのやまにいりむみょうぼんのうのてきをごうぶくするのぎにして、しゅげんどうとはしゅぎょうをつみてけんとくをあらわすみちにてそうろう。


山伏問答2

2011年05月08日 19時02分39秒 | 山伏問答

問者

「今日此処に来山の義は。」

こんにちここにらいざんのぎは。

答者

「本日此処に何々祈念のため大護摩供ありと承り参じたるなり。同行列座に加えられんことを偏に請い申す。」

ほんじつここになになにきねんのためだいごまくありとうけたまわりさんじたるなり。どうぎょうれつざにくわえられんことをひとえにこいもうす。

 


◎山伏問答1     総本山三井寺修験根本道場

2011年05月08日 18時44分31秒 | 山伏問答

答者
「案内申。案内申。」
 あないもう。あないもう。
問者
「承け給ふ。承け給ふ。旅の行者住山何れなりや。」
 うけたもう。うけたもう。たびのぎょうじゃじゅうざんいづれなりや。
答者
 「何々の住、総本山三井寺の配下にして天台寺門三井寺傳燈教会の先達なり」
 なになにのじゅう、そうほんざんみいでらのはいかにしててんだいじもんみいでらでんとうきょうかいのせんだちなり。