キタジマ式酵素健康法

食べ物だけで如何にして生涯を健康で生きていくかを検証する。

酵素の真相を追う

2013年06月25日 00時01分12秒 | 食事療法
食の研究所>特集>日本食の先端科学
「酵素ジュースできれいになれる」は本当か?
酵素と生食の真相を追う

これはGOOのインターネット検索ページに記載された記事です。
キタジマ式酵素健康法も不審な酵素に該当するのかを検討してみてください。酵素ブームの中のほとんどの指摘される疑わしさに該当していると思います

 

「酵素」を生のジュースや食材として体に取り込もうとする健康法が流行っているという。
 アマゾンで「酵素」と検索してみると、液体の「酵素液」やカプセルの「生酵素」といった食品が並ぶ。また「酵素たっぷりで『やせ体質』」や「酵素エキスできれいに」といった謳い文句の本が多く出ていることも分かる。
 「酵素」と聞くと、「酵素の力」や「酵素パワー」といった効き目のありそうなイメージをなんとなく思い浮かべる人もいるだろう。体にとって大切なものなのかもしれないな、と。
 しかし、その酵素を体に取り込むことに、本当はどのような意味があるのだろうか。宣伝するほどの効き目があるなら、なぜ薬でなくて食べものなのか。
 
 さらに、加熱で失われがちな酵素などの成分を体に取り込むための方法として「生食」を実践している人もいるという。生で食材を食べることには、どのような意味があるのだろうか。
 このような、酵素や生食に関する疑問を、愛知学院大学心身科学部教授の大澤俊彦氏に投げかけてみた。大澤氏は、食品と生命機能の関わりを研究テーマとしている。機能性食品の専門家の目に、酵素摂取や生食はどう映るのだろうか。
 
 前篇では、そもそも酵素とはどういう物質であるのかを解説してもらう。その上で、人が酵素を取り込むことに意味があるのかを聞いていく。後篇では、食べものを生で食べることと加熱して食べることの違いなどを聞いてみることにしたい。
人は酵素なしには生きていけない
──そもそも、「酵素」とはどのような物質でしょうか?
大澤俊彦教授(以下、敬称略) 酵素はタンパク質です。植物、動物、微生物など、どの生物の体の中にも酵素があります。酵素は、自分自身は変化せずにAという物質をBという物質に変える、触媒の働きを持ちます。

 例えば、私たちの唾液の中にはでんぷんを分解するアミラーゼという酵素があります。小腸から分泌されて、タンパク質を分解するプロテアーゼという酵素もあります。また、脂質を分解するリパーゼという酵素もあります。
 これらの酵素により、でんぷんは糖に、タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸にそれぞれ分解されます。それにより、これらの栄養素が体内に吸収されるのです。生物は、酵素が働かないと生きていくことができません。
──私たち人は酵素を作ることができるのでしょうか?
大澤 はい。人はいま紹介したような酵素を、体の中で作ることができます。
──酵素は「発酵食品」という形でも利用されていますね。
大澤 ええ。食品が本来持っている機能性を高めるのも酵素です。特に酵素をもとに発酵させた食品は、苦みなどがなくなり味が良くなるなど品質が高くなります。また、体内で有毒に働き老化の原因になる活性酸素を不活性化する「抗酸化性」も高くなります。納豆、味噌、醤油などが発酵食品の代表例です。  
「酵素ジュース」の酵素の働きは期待できない
──その一方で、酵素を生のジュースや生の食材として取り込もうとする方法が「健康によい」などと謳われています。例えばネット上では、「酵素できれいになる」として「酵素ジュース」の作り方を紹介する記事もあります。酵素の効果をどう考えたらよいでしょうか?

つづく