墨工房日記

墨職人の楽しみながらの、奮闘記

墨作り、最後の仕上げ

2007年10月31日 | Weblog
当工房で販売している墨はすべて私が作っています。
墨を入れる桐箱等もできるだけ、自分で作ることにこだわり、
他に依頼することは少ないです。


今日は、彩煙墨12本セットの最後の仕上げ作業を紹介します。
先ず、
乾燥行程を終え、綺麗に整えた墨を用意します。
(もちろん、この作業も私がします)
12種の色があるので、墨の頂点に色の識別マークを貼ります。


次に、マークと同じ色和紙で墨を包みます。


今度は、墨を入れる桐箱です。
桐箱は桐箱業者から購入しますが、
墨を収める為の細工は私がします。
先ず、型枠を作り、桐箱に収め、
この方枠を布で覆います。


これで、墨と桐箱が出来上がり♪
桐箱に墨を詰め、シールを貼ると完成です♭

シールの題字は水墨画家・松下黄沙先生の揮毫です。


12本セットは布袋に入っていますが、この袋は女房が作ります。


この墨が皆様の手元に届いたら、どんな作品創りの手助けになるか!!
一番の楽しみです。
彩煙墨12本セットHP

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (ふんわりさん)
2007-11-01 23:11:35
ほとんどを手作りされていたんですね
大切にしないといけませんね
使っても使っても墨が減らないんですよ
この前も魚を書いたんですが、顔彩では雰囲気が出なくて彩煙墨を使ったら良い感じになりました。

うちの先生が彩煙墨を使った絵本を作られましたよ。
返信する
魚の絵、みたいな・ありがとう (ほりぴょん)
2007-11-02 04:24:05
ふんわり  さん
ふんわりさんのホームページ拝見しています。
楽しいです!

墨って本当に減らないものです。
僕もショッチュウ使っていますが、

ナカナカです。
でも、黒い塊から、意外な面白さが飛び出して
遊ばせてくれます。

先生の絵本はどうしたら手に入るのですか・・
教えてください。

墨作りにも来てください。
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人気上昇中 (hino)
2008-06-14 10:34:22
ご興味のある方に、この彩煙色を
知っていただきてたくて
ご説明しています。

生徒さんにも、かなり広まってきました。
これから教室で、楽しんでいきますね。

ミクシィ是非入ってください。
その様子がわかりますので
よろしくお願いいたします。
返信する

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