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有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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午後から4種の花を見に(1)

2025年07月24日 | 山野草
今回は東海地方でしか見られないのを含め、午後から4種の花を見に行きました。
途中の田圃にはオモダカ(面高)が咲き始めてます。

オモダカ科オモダカ属の多年草で全国に分布。 

矢尻型の葉が特徴的。 

この日お目当ての花の一つ目、一見アキノタムラソウ(秋の田村草)に見えますが・・・。 

これはアキノタムラソウではなくシマジタムラソウ(島路田村草)。
シソ科アキギリ属の多年草で愛知、三重、岐阜、静岡に分布する日本固有種。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)、愛知では準絶滅危惧(NT)に指定されてます。

アキノタムラは雄蕊が花の上唇に添い先端が曲がります。
しかしこれは雄蕊が曲がらず花冠から真っ直ぐ突き出てナツノタムラソウ(夏の田村草)に近い。

後ろ姿です、ナツノタムラとの違いは萼片や花弁もですが、花茎にも毛が多い。 

茎の下部は更に毛が多いです。 

↑とは別の株の茎の部分を撮ってみました、長い毛がボウボウ。 

シマジタムラソウを撮った後、少し山を登り二つ目の花を見に。
その花がこちら、ノギラン(芒蘭)。

キンコウカ科ノギラン属の多年草で北海道~九州に分布。
ランと名が付いてますがランとは無縁です。(^^;)

まだ早かったのか僅かしか咲いてませんでした。
と言うかかなり笹に埋もれてて、このままでは笹の中に埋もれてしまいそう。

上から全体を撮ってみました、葉は根性でショウジョウバカマ(猩々袴)そっくり。 

ちょっと色の悪いのを選んでしまいましたが花の大きさはこんな感じ。 

サジガンクビソウ(匙雁首草)、目的の花では有りませんが咲いてたので。(^^ゞ 

キク科ガンクビソウ属の多年草で本州~沖縄に分布。
名前の由来は根性葉が匙(さじ)型をしてるガンクビソウだから。
ガンクビ(雁首)は花の部分が煙管(キセル)のガンクビに似てる事からですが・・・。
今時、キセルやガンクビと聞いて形が想像できる人が少なくなってるかも?

ネタが少ないので次回に続く・・・。(^^ゞ
今日も各地で38℃越えになってます、網走で38.3℃(13時)だそうで。
普段そんな気温にならないのでエアコンもなしでこの温度は辛いですよね。
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