展示会の試作品

毎年、夏と冬に家具メーカーの展示会がある。
その時の展示品の製作依頼がその都度来る。
最近はシンプルな家具が多く製作にそんなに苦労はしなかったのだが、今回の依頼はチト大変そうなのだ。

今日、図面と材料の引き取りに行った際、図面を見ながら製作の打ち合わせをしたのだが結構難しい。

最近の国内の家具業界は非常に厳しい状態が続いている。家具メーカーは外国製品、他社との差別化のためか高価格、高デザイン、に力を入れている。

それには他社がまねを出来ないような製品の製作が命題となっている。

コンピューターを使った木工機械にプログラムを入力すれば、人力ではかなり難しいものでも簡単にできる現在。
しかしそのプログラムにかなりの経費がかかるため、売れるかどうか分からない展示品は人力で製作する。

でもって、我が工房のようなところに依頼が来るのだが、コンピューターを使った木工機械で製作するのを前提にしているため、我が工房にあるような凡庸機械で作るには、かなり高度な技術を要する場合がある。

今回はそんな製作依頼が8台もきた。うれしいことだが納期が今月いっぱい。
今月いっぱいの仕事は他にもいっぱいあるのだが。。。