この木は
「ハリギリ」です。
栓と呼ぶのが一般的ですが、九州で採れる栓をハリギリと言うみたいです。
木は地方によって呼び名が違っています。
たとえば、我が工房でよく使っている「タモ」は北国では「タモ」九州では「塩地(しおじ)」と言われているようです。
このハリギリは鹿児島の銘木店から共木で数枚仕入れました。
一部は数年前、ある店舗で面白いテーブルを依頼されたので使ったのは覚えているのですが。
今回、耳付の面白い形のテーブルが欲しいと言うお客さんがいたので、この木で作ったら面白いテーブルが出来ますよ、と勧めた。
こんな感じで片方の耳を落とした。
次に、表面を荒削りして並べてみる。
かなりいい感じ。
出来上がったのが、これ。
ご希望は、ダイニング、リビング、畳の上でも使えるように。。。
でもって、出来上がったのが、これ。
脚を継ぎ足せるし、畳の上でも使えるように取り外し可能な畳刷りを付けたし。。。
機能的にも、価格的にも大変満足していただけたようで、納品が終わったら、チト待っとれ、と言われて数分後、畑で採れたサツマイモと自然薯(山芋)を土産にいただいた。
美味しく頂きました。