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気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

司馬遼太郎 著「夏草の賦」 読みました

2019-07-24 18:01:00 | 本と雑誌
海外旅行の時差ぼけ➰ー夕方と21時過ぎに睡魔がくる。夜中2時頃目が覚めてー4時頃まで眠れない、もようやく回復し、いつものペースに戻ってきた。

四国の長曽我部

生まれてきた時代と場所、戦国時代の人々の運命が爽やかに描かれている。
司馬遼太郎はずいぶん読んでいるが、群雄割拠の時代、各地の創業者というか、中興の祖と言うべき英傑の話しは面白い。
筆者の斎藤道三、北條早雲もよかった。これはそれに比べると➰ーそれは四国を舞台にしていたせいかな?
この物語は、御台所である菜々の物語でもあった。

なるほど、光秀の信長への謀反の端緒はここにもあったか。
田舎者の悲しさ、武将ではなく武者であった者の情けなさ。なるほど、もののふ➰と言う題はここにあったか。
権力の勢力図が、軍畑ではなく、情報と談合で描かれることに疎すぎた男。戦う時代と場所が少し違っていたか➰。
最後の30ページの哀れさは、大河ドラマにはならない物語だが、何故か定年間近のおっさんに響いていた。


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