会津容保がかつて綾野剛が顔を歪めて演じていたのを思い出しながら、読んだ。
秋月悌次郎という人物を初めて知ったが、こういう好漢がいたんだな。
あの激動の時代、それなりの人物が天空の星の数ほどいたんだな。時代が人を輝かせたのか--
明治になってからの彼の身の処し方というか、流れのままに受け入れる70才を迎える生き様が、よかったな。
自分の人生は、学生達が将来つまらぬことに足を取られないようにその足元に草を撒いてやることに費やせば良い〜まさにその年齢に達した僕、人としての差に感涙した。
題名の枝に還らずとも は 実はその次の句
来年の種になることはできる〜これが主旨なんだな