オホーツクうさピョンの美味しい話

食べて・描いて・働いて・遊ぶ北国の日々の出来事をお話します。

地塗りはリキテックスのジェッソがお気に入り

2009年05月28日 | 制作日記
またまた・・・パネルが届き狭い部屋がもっと狭く感じる
大きな画面は130号でこれから数ヶ月取り組む
と言うことで最近は地塗りを何度も繰り返しています。
私のお気に入りはリキテックスのジェッソです。
サイズによって値段は異なりますが1000円くらいで一回塗れる
3回~4回塗らないと絵の具の発色が気に入らないのである。
微妙な違いではあるが・・・こだわりである。

ところで来月は 網走美術館で 網走の日曜島というお店に絵を飾る活動を行っているサークル潮会の展覧会がある。うさピョンのブログ見てますと言うと・・入場無料 です。と言うのは冗談で皆さん自由に見に来てください。私も会場にいるかもしれない・・・・
6月8日に作品を運び(閉館日にお願いして作品だけ入れてもらうのである)というのもこの日はある事情でお休みなのである。
しかし皆さんとの展示作業は年休を使いどうにか駆けつけます。
だって今回も2m近い作品を大作家でもない私が他の展示参加者に展示させると言うのが・・・嫌だよね偉そうで・・・・だから何が何でも顔出すつもりである。
そしてまたまた7月には道央での展覧会に誘われて嬉しい、しかし気合いで頑張る!~と大喜びである。今年は忙しいが何より充実感を味わえる。何だか鼻歌まで出てきそうである~
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北海道開拓の歴史「光と影」

2009年05月24日 | 美術館
週末は必ず時間が有れば美術館・博物館を訪れること
今回は土曜に北見北網圏文化センター
斜面の記念展を見に行きました
会場には大勢の方が熱心に作品を鑑賞していました。
オホーツクを代表される作家達の作品並ぶ展覧会でした。
そして日曜日は博物館
先日 札幌の開拓記念館を見学した
内容はもちろん充実した博物館であり
自分がテーマにしている博物館における映像展示について
良い内容だった。博物館としての運営・企画のしっかりしていて
ホームページ内容の充実している。
研究発表という今後の展開まで楽しみな内容であった。
しかし・・・一視点からの開拓史であった。
事実は多面体だから・・・多くの視点でとらえるべきである。
そこでもう一つの 開拓史
北海道の開拓には 網走監獄の囚人におる開拓史がある。
網走監獄博物館である。
私が学生の時社会科見学で見たような・・・記憶がある。
昔見たより今回は少しは博物館学もかじり勉強しているので
色々と見比べて感想でも書くべきであるが・・・今回は
何だか複雑な思いが心に渡来した・・・
雨がシンシンと降り寒く凍えるためか・・・もの悲しい気分になる
しかし見学者は団体で来ていた
さすがに映画にもなった 網走番外地・・・だからかもしれない
この様な施設が重要文化財として保護されていること
北海道の開拓の歴史が囚人達の多くの礎があるからこそなのである
最後に見た囚人の書道の作品からは罪人とは思えない品格がみえて
驚いた昔は政治犯などの気骨のある受刑者が多かったそうである。

開拓の歴史を考えることそれが現在の自分の足下を見ることでもある。
先行きがみえない現在を嘆く前に囚われ人の偉業を見直すべきではないか
強烈な思いと命を削り投げ込まれた未来へのバトンがそこにある。
多くの子ども達が訪れてほしい施設であった。
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日本画の美しさに魅了されての唐獅子図屏風

2009年05月19日 | 美術館
今年は日本美術史を教えたいなという計画がある。だから私は自分の課題としてやはりこの一年は出来るだけ本物を見た上で子ども達に伝えたい。そんな気持ちから先日は釧路にも行きました。このときは札幌へ・・・五時間ハンドルを握りました・・・大丸での展覧会見ましたか??
4月の東本願寺の至宝展での狩野元信、円山応挙の作品を鑑賞できてホント至福の時を過ごした。とにかく華麗なふすま絵が多く脱帽というか圧巻というか~凄かった。
一つ言うなら会場が作品の身の丈に合わない気がした・・・・近美で開催できない諸事情は想像が付くが、それにしても窮屈で作品が可哀想だった。でも私は筆あとまで「じーっくり」見れて感激でしたが・・・・凄い・凄い・・・・これでもかこれでもかと作品が並ぶ貫禄というか気品というか、自然に手を合わせ拝んでいました。「親鸞聖人 七百五十回御遠忌記念」の特別展覧会ですしね。★狩野派については必ず話さなくては・・・
秋に網走美術館でも企画展に日本画の展覧会があり、日本美術史を教えながら最後に現代の作家の作品を鑑賞してまとめようと考えている。とはいえ子供達が日本画の技法を実技で行うというのは現状ムリである。そこで今回ひらめいたのであるが・・・・運動会のテーマ幕に狩野永徳「唐獅子図」を真似て2頭の獅子を描いてみた。
そこでもちろん狩野永徳という作家についても授業で話、関心を高めたい~のである。
美術の時間はほんとに少ない・・・しかし行事の中で装飾という時間がかなりある。
みんなで創造できる時間に美術史の視点から話をするのも今年は私の役割でもある。

室内を飾る豪華な絵画 
日本でも桃山時代になると権力の象徴として築かれた城の内部を飾る障壁画(しょうへきが)が数多く描かれるようになりました。それはやがて壁や襖(ふすま)に描かれるだけでなく、屏風という日本独特の祈りたたみ式の装飾画になり、その様式は現代までも受け継がれるようになります。
日本では16世紀の桃山時代以降、装飾画を中心に活躍した何人かの画家が生まれました。
狩野永徳 は信長や秀吉につかえ、一門をひきいて城や大きな屋敷の内部を飾る時代にふさわしい作風の作品を描きました。 この唐獅子図屏風(びょうぶ) は永徳の代表作で金ぱくをはった絢爛たる画面に力強い勇壮な獅子が2頭悠然と闊歩する姿を見事に描いて、室内を飾る豪華な屏風(びょうぶ)となりました。


コメント (8)
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迫力ある日本画 の作品が並ぶ釧路の美術館

2009年05月17日 | 美術館
晴れたね。
この日曜日は釧路まで車を飛ばしました。朝5時に起きて窓を見たら晴天でした。前日に見た天気予報は曇り後雨との事だったけどはずれて嬉しい今朝でした。
朝食のあとおにぎりを作り、7時に出発しました。気分も良いし天気も最高でしたよ。途中あいおいでおトイレタイム・・・お豆腐・がんもどきなど美味しそう~帰りに買わなくてはとチエックして一路 芸術館へ 約3時間ちょいで到着!
早速会場へ・・・・入口にある銀色の馬の作品・華やかなクジャクたちなどどれもこれも絢爛豪華な作品が展示されていました。現在に日本画壇を率いる作家達の作品には緊張感が伝わる凄みがあった。美しいが恐ろしい・・・・作品ばかりで息つく暇もなく・・・・最後まで凄かった・・・・その後市立美術館へ
今回は2会場での開催・・道立・市立と連携しての開催にも柔軟な主催者の姿勢がみえるな~羨ましい! とそんな事を考えながら会場へ
また入口の激流・・・の作品の迫力 別室のさくら三昧の贅沢「は・・・あ~」ため息ばかりでした。ほんと綺麗!の一言です。

素晴らしい作品を見ると心が浄化されるような気がする。自分の嫌らしさや嫉妬深い汚い部分が洗い落とされて行くそんな気がする。そんなに汚くないが(笑い)
気分転換にだからみなさん展覧会に行きましょう!
気分が良いので帰りにもちろんいつもの六花亭により、今回招待券を頂いた方へお土産・・・クーちゃんまんじゅうではなく雪やコンコンになりました(笑)

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網走市立美術館は北海道ではじめての美術館

2009年05月14日 | 美術館
昨日協議会の会議が行われた。
5分遅刻で会場入りした・・・は・・・は・・・
い・・忙しくて・・すいません
会場にはもう委員の先生方が勢揃い・・
そんななか始まった会議
今年も網走美術館は面白い企画展がたくさんあります。
どうぞご覧下さい。
そこで学芸員さんが「網走の美術館は北海道で近代美術館より前に建設された!」というお話・・「ほ~!!」凄いと一同!
今後とも網走市が運営・企画して行きます!との力強いお言葉に一同安堵しました。会議は和気藹々と意見・質問がでて委員さん達も美術館推進計画に大乗でした。小さな街の小さな美術館ですが、大きな思いで、将来を見据えた活動をしています。一度見に来てください。
ところでこの美術館は松樹路人先生、遠藤彰子先生が展覧会を行った美術館その壁に私の作品が今日から展示されています!
しかし今回はSMサイズのホントに小さな小さな作品が2枚 習作なのです・・・
昨日学芸員さんに渡すのが・・・恥ずかしくて「あ・・・・汗!」でした。
そこで次回6月9日からのグループ展ではかなり張り切り130号の作品を送り込みます。と言うことでかなり図々しいかな(笑)
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いつでもロックで行きたいものですね。

2009年05月10日 | 美術館
今日のバレー大会もみんな凄かったな。
試合には勝ち負けがつきものだけど
あのエネルギーというかロックな気持ちはかけがえのない宝物ですね。
私も頑張らなくては~
しかしブログはマイペースで更新しますのでよろしく!!
春になり高速を使い5時間かけても観たい展覧会が行われている。
4月になりフルタイムの仕事をいただき有り難い日々ですが
月に1度ぐらいどうしてもハンドル握り飛ばしています。
だって美術館協議会会員だもん~!!
と言うことで美術館・博物館を今年も巡るぞ!!
● 近代美術館 佐伯祐三展
美しく、はかなく咲く一輪のカラーのように凛としている
真っ直ぐな思いが彼を早く旅立たせたんでしょうか。
一枚一枚の作品には芸術への情念が吹きこぼれていました。
じっと観ているとその情熱の中に入り込みそうになる、そんな勢いがありました。
光沢感のある画面に暗い色が重くなく、軽いというか・・
跳びはねる躍動感と張り止めた緊張感が交差している。
絶妙な静と動のせめぎ合い、バランス良いのか?リズミカルなのか?
私は音楽の音感は悪いのですが、絵画の感覚は人よりあると思いますが、
佐伯氏の作品には即興のジャズのような・・・
行き先が分からないがそこに惹かれて
目が離せなくなるそんな見難い魅力があるのです。
● 開拓記念館
厚別の開拓村にある博物館です。
北海道の開拓の歴史、アイヌの暮らしなど多くの資料が展示されています。
博物館の多くは生きていないものですが、ここは今も生きています。
どういう事かというと、研究者の研究の成果を展示しているのです。
だから日々進化している博物館です。(ナウマン象の研究など興味があります。)
また開拓記念館だよりも面白いですね。
学芸員さん達の日々の真面目な取り組みが想像できますよ。
真面目に取り組むのが良いかと言えば・・派手さがないかもしれませんが
コツコツ研究している姿勢は観客として安心感があるものです。
博物館としての真摯な姿勢が好印象です。
次回は 絵画と写真の交差、東本願寺の至宝展など報告します。
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