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昨日の会議はひどかった・・・なんだかからかいや非難の的のようで・・・意見を持てば持つほど・・・人からは煙たがられていくのですね。良い勉強になりました。
そこで・・・くじけずもっと前進するのである。ニコニコだけがうさではない!!
あなたが「ミュージアム」という言葉から思い浮かべる実在のミュージアムの中から訪問可能な館を一つ取り上げ何故それを取り上げたかについて説明し、その館において「もの」「ひと」「場」がどのように関わり合っているかについて具体的に述べる。こんな質問が出されたら・・・皆さんはどうしますか??
何故北網圏北見文化センターを取り上げたかについて、私は年間2回 北網圏北見文化センターでオホーツク美術協会の展覧会に参加している。春は会員・会友約50名と招待約10名で開催、秋は一般公募として約100作品が展示される。参加といっても雑用ばかりである。次にNPO法人オホーツク文化協会のボランティア部のメンバーとして子供工作教室の講師や文化センター祭りなど企画・運営の手伝いとして参加した経験もある。この様に私の美術活動の中心地が北網圏北見文化センターである。その為ミュージアムという言葉で一番先に思い浮かんだのは、私の生活の中にあるこの施設であった。また数年前にこの施設の管理・運営が民間委託された。(オホーツク美装)しかし美術館の企画展などは市の教育委員会に所属する市職員や学芸員が従事する。そしてその美術館の企画展の作業員(監視、受付、販売など)はボランティア(NPO法人オホーツク文化協会)が従事する。この様な3つの団体が関係して運営・管理している。この様な状態は利用する側からは好感は持てない。何故ならば美術館で何か展覧会、講座など開催するときなど施設の担当が違うとたらい回しになるのである。どうにかならないのかこの現実はいつも疑問に思う。現在市は危機的財政難である為やむを得なく民間委託という苦渋の策でしのいでいるので協力してほしいなどと説明するが、はたして本当か今回少しでもこの施設について考えたいのである。
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「もの」:博物館が機能する上で対象かつ手段となるもの=収蔵品である。博物館ではオホーツク地方で発掘したものや、平成の大合併で近隣の常呂町と合併したため、常呂遺跡から出土した土器、石器など、また北海道開拓の歴史(屯田兵の暮らし)、など デスモスチルス(恐竜化石像)、北見市の植物、甲虫標本など 科学館ではソーラーカー、力の作用など 美術館では①調査研究 ②収集 保存 ③展示 普及の3つの柱があります。これは、世界的に定められた定義(ICOM)があります。そこで予算などの問題もありますが、平成18年度新収蔵作品について北海道を中心に活動された作家や若手作家などの作品日本画 太田道子、絵画 山口 弘 画家 伊藤 彰規 画家 藤本俊子など35作品を収蔵した。文化センターとしては、収集された作品は恒久的に保存されますが、「もの」として保存されるだけではなく、これまで(過去)に気づき、今を考え、これから(未来)の糧となる「知的財産」として受け継ぎたい、とのことである。
「ひと」:は博物館を機能させるひと=博物館学芸員と、機能の対象となるひと=博物館利用者について、そこで働く人たち:市が運営、企画する(学芸員)、民間企業が館の管理、運営を担当する。ボランティア団体(NPO法人オホーツク文化協会)展覧会の受付、監視などの業務を担当する。学生ボランティア(高大生)の活動もある。その他に市民の美術愛好家、オホーツク美術協会の会員などが中心になり展覧会運営委員会などが美術活動の支援を行っている。市民参加プログラムとして、実技講座、文化祭祭り、天体観察、自然観察など頻繁に行われている。
展覧会、科学館には、地域の小中学生が授業(鑑賞など)で利用する。学芸員の解説などもある。オホーツク管内に住む住人が中心に利用する。例先日行われた 北海道美術協会「道展」の北見移動展では1週間に約900人の来場者がいた。年齢層は平日は男女50代、60代が多く、土、日は30代の女性が多く子供は少なかった。(受付、監視業務を担当したため)企画展(1ヶ月)の場合も2000人以上来場すれば成功と言われる地域である。なぜか頻繁に訪れるところではない印象があるのか。また家族づれが少ないのが残念である。多少子供が騒いでもいいのではないか。そこから体験し学ぶのである。
「場」:博物館が存在し、機能する場=博物館施設である。北網圏北見文化センター 北海道北見市 (道東の小都市)館のまわりは野付牛公演という大きな自然の中に佇む。開館9:30~閉館16:30 月曜日休館
(科学館、美術館、博物館、視聴覚センター)4ツの複合機能から成り立つ文化センターである。館内には、
珈琲ラウンジ、講座室、アトリエ、などもある。
科学館:天体観測室、プラネタリウム、美術館:企画展を年に2~3回行う本年度は魯山人の宇宙展、
N.P blood 21 (北海道、東北の若手作家の個展)、年間数回 ミニ演奏会開催(地元で活躍する奏者)
もの、ひと、場のかかわりについて
今回改めて北網圏北見文化センターの分析を行った。公式サイト、リーフレットなど見直した。私はオホーツク文化協会のボランティア活動、オホーツク美術協会会員としての活動など様々な場面でこの館には足を運ぶが、博物館、美術館にどんなものが所蔵されているか分からなかった。毎年30作品以上の作品が収蔵されているにもかかわらず、ここには常設展示の美術作品がないことである。企画展は期間がある、そして利用者にも都合がある。行きたい時に見れる美術作品の常設があってこそ収蔵されて作品が機能するのではないか。市民もどのような作品が収蔵されているのか知り人は少数である。「知的財産」として共有すると言うが、倉庫で埃やくもの巣が張った状態でいいのか。残念である。もの~ひと~場のかかわりが上手く機能できない現状を嘆く関係者も多い。この館にかかわるものとして、現状を少しでも変化させたいと願っている。