日々徒然なるままに

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菊理媛神の言葉   義姉の十日祭を執り行いました

2020-11-07 21:16:18 | お祭り
こんばんは。
朝から雨の一日でした、と言ってもそこまで酷い降りにはならずお湿り程度、多少は潤ったかな位の雨でした。



                            



                           



                              
 (遠方はまるでなにも見えませんでした)



朝、夢を見ながらうなされる?ようにして目が覚ました。
何かって?
一番嫌いなヘビの夢でして;。
それもどうやらニシキヘビのような割と太目のヘビさんが首にゆるりとではありますが巻き付く夢を見まして。
う~ん;だか、うわぁだかの自分のうなされる声で目が覚めたのでした。
何処かのイモトさんではありませんが(笑;)何が嫌いってヘビが苦手なんですよね。
起きてしばらくは、なんだ今のは;?とつい感じておりました。
ヘビって金運と関係するとも聞きますが、首を絞められるのはどうなんよ?と思うところですよね。
あまり嫌うのもどうかと感じつつも、次に出てくる時にはせめてお互いもう少し良い関係で夢を見ますようにと願うところではあります。



                           



そんなことはさておき、今日は義姉の十日祭の日でした。
先日の葬儀後、娘であるH子さんは五十日祭だけで良いと話しておりましたが、昨夜遅くにやっぱり明日はしてもらえない?と
電話がありました。
どうやら昨日何処かへ出掛けた際にいきなり胸が苦しくなり、これはもしやと思ったのだそうです。
これは母が明日はちゃんとしてくれなあかんよと伝えているのかもと思うと、スーッとその痛みも治まったといいます。
そんなことがあってやはりお願いするわという連絡があったのでした。
9時半を回っておりましたので、いつもの車屋さんにウェブでも連絡は出来るのですが見知った仲でもありますし、朝一番に電話
し車を手配しました。
土日は最近はいきなり予約を取ろうとしても空いてない時の方が多く、どうかなと懸念しておりましたが運よく車も手配する事が
出来ました。
それだけ皆さんあちこちへまたお出かけする方が増えたということでしょうね、良い事だと思います。
と言うよりも;あの義姉の事、半ば強引にでも車を借り出せるよう上の方から本人自身が手配したのかもしれません。(笑;)
ともあれそのような事で車を借り出し、午後2時からということでお祭りへと参りました。
その前に午前中は準備をしながらも時間がありましたので姉の事にもかこつけて、ではありませんが菊理媛神の言葉を受け取らせて
頂きました。


 菊理媛

 〝 この者 此方の世界とあちらの世界の端境にまだおるな

   じゃが心も身体も軽うなっておる

   残された者は 悲しかろう 悔しかろう

   嘆き悲しむじゃろうの

   じゃが時と共に薄れ行く それで良いのぞ

   御霊は全きの光の中へと帰り行く

   心配致すな 新たなる旅立ちぞ

   やがては笑うて 送ってやれよ  〟


このように言われました。
考えてみればちょうど一週間前の今日、義姉を荼毘に付した日でした。
残された者は悲しいとも悔しいとも辛いとも、なんとも言えない気持ちが綯い交ぜになっていてもおかしくない頃です。
それを指してかのように言われたのでしょう。
逝った本人は既に身体の痛みも辛さも何もない状態なのでしょうけれど、やるせないのはどうしても此方側かと感じます。
そんな自分達を知ってか知らずか御霊は未だこの世とあの世の境位に居るようですね。
四十九日、或いは五十日という時を過ぎた頃には光へと戻って行くとも言われます。
その光に戻るのならば、我々もいつまでも嘆き悲しむのではなく新たな旅立ちと思い、最後は笑う気持ちで見送ることが大事
なのかもしれません。
そうは言ってもなかなかではありますけども。
仏教では七日毎の法要、神道では十日毎のお祭というのは御霊の為というよりも残された自分達自身を納得させるための行事
なのだろうと感じます。
そのような思いを持って今日は十日祭へと参りました。



                           




義姉の家へ着くとH子さん家族と以前から義姉のお世話をされていた女性の方が来ておられました。
義姉の飼っていたネコ3匹はいつに変わらず、のんびりゆったり過ごしているようです。
ご家族は先日お会いした時よりも、より和やかに談笑しておりました。
自分は装束を着けて十日祭を執り行いました。
祭文を奏し始めてややすると、どのネコも私が奏上する前にある案と呼ばれる机上に供えてある花の辺りをしきりに手で触ろうと
し出しました。
普通、このようなお祭を始めますと動物は何かを感じるのか何処かへ姿をくらますのが常です。
しかしこの時ばかりは身を乗り出すようにして案の上に乗ろうとすらしていたようでした。
この後どうするんだろう?とネコを目で追いながらも普通に祭文を奏上し続けておりましたが、見かねた孫娘のMちゃんが、これ、
と言いながらネコを抱き上げて後ろへ下がりました。
その後にはネコの茶々?が入ることも無く、無事祭文を奏上し終わり、皆様にもそれぞれに拝礼して頂き、十日祭を終了させて
頂きました。
終えて後、さっきのネコ達はどうしたんだろうねぇ?という話になりました。
私は、どうにも義姉がこっちへおいでと手招きしているように感じたんだけどと話しますと、皆同様に、そうそう、おばあちゃんが
呼んでるように感じたよと言い始めました。
この御一家、大体が勘が強いとうのか、まぁ血筋なのでしょうからそのような感性は同じなのでしょう。
特段変わったこととか特別な事とは考えず、ごく普通にこれは当たり前と思っているようでした。
そんなことやら色んな話がポンポンと飛び出してきて尽きません。
話をするうちにもう一人いる孫、と言っても既に30は越えておりますが、その彼が私の出身大学の後輩ということが判明しました。
彼は彫塑をしていたと言いますので、あの教授知ってる?とか尋ねますと、ああ、あの先生はと話が出ておりました。
これまでH子さんは義姉の傍で暮らしておりましたので会うこともそこそこありましたが、彼はこれまでは県外へ出ていた事もあり
会うのは20数年ぶりという時間が経っていたこともあり、この度の葬儀で互いにほぼ初対面みたいなものでした。(笑)
よく言われるのは祖父祖母の葬式は孫の運動会、と言えば失礼なと憤る方もいらっしゃるかもしれませんが、実際そのようなもの
なのではと感じます。
さすがに運動会をするほどの年齢は遥かに超えている彼等ですが、これまであまり付き合いの無かった仲の自分達をこのような
形で改めて引き合わせてくれたのかもしれないなと思います。
これから十日毎にお祭をしに参らせて頂くことになっております。
彼らには仕事で会えないかもしれませんが、また多くの話が出てくるかと思えば、なんだか楽しみなようにも感じます。(不謹慎
ですが;)
それが運動会に変わっての事柄なのかもしれませんね。



                            
  (ちょっと前の雲 彩雲になっていて綺麗でした)


今日は出雲の話ではなく、義姉の十日祭についてお伝えさせて頂きました。
明日は「立皇嗣の礼」を斎行致しますので、出雲の話はまた延びるかもしれませんが何卒ご了承下さいませ。


本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。

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