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トヨタは、『ヤリス』ベースの新型コンパクト・クロスオーバーSUVをジュネーブモーターショーでワールドプレミアすると予告していたが、突如発表延期が決定した。「Autonews Europe」によると、やはり世界的に蔓延する新型コロナウィルスによるジュネーブモーターショーの中止が最大の理由であると同時に、2021年3月発売予定のため、ワールドプレミアを急ぐこともないという判断の元だという。おそらく今後、数週間から数ヶ月うちにデビューを予想しており、ジュネーブモーターショーで初公開予定だった多くの新型モデルが、デジタルワールドプレミアを執行するのとは対照的な処置となった。この新型クロスオーバーSUVは、『C-HR』の下に位置するB-SUVで、『ヤリス』より長い全長とホイールベース、高い全高、ワイドな全幅を持つコンパクトでありながらダイナミックな1台となるという。先日公開されたティザーイメージからは、丸みを帯びたリアエンド、テールゲートに伸びるスリムなLEDテールライト、さらにテールゲート右下には「AWD」と「HYBRID」のバッジが見てとれ、4輪駆動システムと最新のハイブリッド技術を搭載しているSUVであることがわかる。プラットフォームには「TNGA-B」を採用、予想されるパワートレインはヤリス新型から流用さえる1.5リットル直列3気筒のハイブリッドが有力だ。フランスの「TMMF」(トヨタモーターマニュファクチャリングフランス)で製造される予定で、日本市場に導入されるか注目される。
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