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心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

不法を不法と言えない、行うべきことをはっきりと言えない国際会議など役に立たない

2023年09月11日 | 世界

インドが議長国だった今回のG20は、法を明確にすることも、法を実行する方法を明確にすることもできませんでした。全員一致で議長声明が出せたことなど何の意味もありません。今後、G20には期待できませんね。国に期待できませんね。国連も駄目、G7も駄目、G20も駄目、新興国会議も駄目、こうなると自由平等平和を重視する世界の人々が、ロシアのウクライナ戦争を非難し、ロシアとの経済交流を控え、ロシア抜きの世界経済再構築を着実に進めることが一番ですね。国より人です。

ロシアのウクライナ戦争が長びくと、世界経済混乱が続きます。各国の経済混乱の原因になります。人々はこの問題に真剣に取り組むべきです。ロシア抜きの世界経済再構築は、ロシア以外の国々の経済を安定にするために必要なことだと思います。ロシアの人々は、自国経済の孤立を知り、ウクライナ戦争をやめたいと思うようになると思います。

今回のG20のインドの議長声明では、プーチンロシア大統領はもちろん、ロシアの人々も、ウクライナの占領地はロシア領になるとの思いを深めたのではないでしょうか。これでは平和主義者の敗北です。帝国主義者の勝利です。


中国は今後も押せ押せで海洋利権追求を続ける

2023年09月07日 | 世界

東南アジア諸国連合は甘いですね。中国との経済交流に依存しているので強いことが言えないのでしょう。中国はまだまだ押せると判断したと思います。話し合いで譲歩するような中国ではありません。日本も甘いですね。まだまだ押されます。

事業家・仕事人が日本政府の意向を汲んでいるようでは不自由ではないでしょうか。日本の、さらには世界の事業・仕事環境の動向を自分で読み、自分で事業・仕事を展開しないと事業・仕事継続はむずかしくなると思います。

対立、対決、戦争の時代でも事業家・仕事人は事業・仕事を考えてこそ事業家・仕事人だと思います。対立、対決、戦争に加担して荒廃した事業・仕事環境で呆然とするようなことになってはいけません。武器弾薬を使わないで対立、対決、戦争を終わらせる方法を追求することがだいじと思います。武器弾薬は安易で、事業・仕事環境を荒廃させます。


日本は食用淡水魚養殖の大規模化に成功していない

2023年09月06日 | 世界

日本では食用養殖淡水魚は、料亭、居酒屋、一部のレストラン、調理品の通販に出回っている程度で、スーパーで普通に売られている食料品になっていません。生産量が少ないからだと思います。

生産量が少ない原因は、大量死の原因になる病気の発生を防ぐ技術が未発達だからと思われます。消費者側から見れば生産は安定供給が非常に重要です。淡水魚の供給がとまった結果、流通業者、加工業者が仕事がなくなるとか、消費者が代替を見つけることができないなどの問題が発生してはいけません。

歴史のある鳥の飼育でもインフルの流行で、大量死がおこり、卵の値段が高騰しています。飼育業者は、共済制度や行政の支援で、なんとか事業立て直しを図っていると思います。

流通業者も卵探しで苦労していると思います。消費者は卵の消費に慣れているので困っています。

この鳥に比較すると淡水魚養殖ははるかにむずかしいようです。業界が小さく、被害はもろに養殖業者に来ます。大量生産に打って出る勇気が湧きません。

最新の科学技術の応用をコスト高の原因と見て、自然の恵みに依存する古典的養殖技術が本当に経済的か疑問です。病気が発生しない間は経済的ですが、いったん発生して被害を受けると、事業継続が不可能な状態に陥ります。自然の恵みを利用する場合、病気の発生を心配しないで済むかというとそんなことはありません。自然の恵みを利用しているだけに病気を防ぐため苦労していると思います。予想外に生産コストを上げる原因になっているのではないでしょうか。そこまで苦労しているのに病気発生ではたまりません。

思い切って自然環境をやめ、人工環境に代え、病気発生の原因を絶つ方が、初期設備投資は大きいが、維持管理コストは下がり、病気防止の苦労が減り、大量安定生産が可能になるのではないでしょうか。

日本で発酵食品が発達しているのは発酵菌を完全に人工環境で管理しているからだと思います。品質が安定した発酵食品を安定して大量にスーパーなどに出すことができています。発酵菌を淡水魚にする技術を開発すればいい訳です。

組織培養というバイオテクノロジーを使っていきなり蛋白組織を工場生産する前に魚の形を持った淡水魚を工場生産する技術を開発することは意味があると思います。

なお、日本の淡水魚関係の国や県の水産試験場は自然の恵みを利用した養殖技術の域を出ていないと思います。新技術に挑戦する研究者がいないと思います。プラントメーカーの方が新技術に挑戦しやすい立場にあるのではないでしょうか。

中国ティエンシャン(天山)山脈から流れ下ってきた10℃以下の冷水を利用して種々の淡水魚などの大量養殖に成功し、数千トンのオーダーで市場に流すことができているとのニュースが流れましたが、自然の恵みを利用した養殖です。10℃以下に水温が安定しており、病気の発生の心配が少ないようです。現在は日本でも淡水魚の養殖は寒冷地の方が有利だと思います。冒頭に述べたように大量生産はまだできていません。


アメリカ、ロシア、中国は他山の石

2023年09月06日 | 世界

他山の石とは、他人、他国の山から出た粗悪な石でも、それを砥石に利用すれば自分の宝(石)を磨くのに役立つという意味で、他人の誤りを自分を正すのに活かすことを言います。中国の「詩経:小雅・鶴鳴」に「他山の石、以て玉を攻むべし」とあります。

他山の石を「いい石」という意味で使うことは誤りです。アメリカ、ロシア、中国を非難するだけでなく、他山の石とし、日本の改善改革に活かすという使い方が正しいです。

現代日本人は、他山の石は「いい石」と解釈し、「先生を他山の石とし、私も頑張ります」と言ったりする人が増えているそうです。誤りです。「対岸の火事」の意味で使うのも誤りです。

英語では ”The fault of another is a good teacher.” が一番近いと思います。"A  whetstone for the wits." は適切な英語ではないと思います。whetstoneはいいものとの意味合いが強いと思います。

ところで中国は、古き、よき文化を捨て、唯物主義になりすぎです。一方、日本も、アメリカの影響を強く受け、虚栄の国となり、文化の香りが消え、肥え太り、腐った脂肪の悪臭がぷんぷんするようになりました。日本も他山の石ですね。やがて痩せ細り、餓死するのではないでしょうか。


8月28日発表の中国の新標準地図

2023年09月05日 | 世界

2023.8.28中国が発表した新標準地図

韓国、朝鮮(北)、日本に遠慮したのか、東シナ海には国境線(点線)を入れていませんが、南シナ海に入れた国境線は従来のものより侵略的ですね。南シナ海沿岸国が怒るのは当然です。国連、あるいは世界も中国を非難します。

ここまで露骨に南シナ海周辺国に威圧的態度をとると、先進国は100%中国を非難する側に立つでしょう。開発途上国は、半分は非難、半分は中国の経済的支援を重視して中立でしょう。本音はいつか中国から離反でしょう。中国が拡大を重視する新興国グループは、中国に困惑しながら、中国も入れて、新興国はまとまり、先進国と競争すると考えるでしょう。インドは中国との国境が安定することを強く望むでしょう。(注)その方向で交渉が進んでいるが、現場では紛争が続いています。

中国が隣国を軽視して自国の利権拡大を重視していることは明白です。海洋利権を追及しています。

しかし、東シナ海周辺国は中国の力に屈してその属国になることはないでしょう。先進国の力を借りて中国と対立するでしょう。

東アジアが中国対韓国・日本・東シナ海周辺国・先進国の対決の場となる恐れは大きいと思います。

日本にとって中国抜き世界経済の再構築は一段と重要になりました。現在、日本と一番経済交流が大きい国は中国です。日本は非常に深刻な問題に直面しています。政治を担当している自民党・公明党は自覚しているでしょうか。野党は問題を把握しているでしょうか。日本の政治家は総保守です。改善改革は遅々として進みません。

日本の事業家・仕事人は、日本政府の指示を待たず、自由自主の精神を重視して、未来を予測し、自分で対策を考え、実行すべきと思います。日本政府および国民の迷走もしっかりと予測すべきです。

中国を非難するだけではいけません。日本政府の指示待ちではいけません。自分はいかに生き残り、発展するかと考えるべきです。技術開発・国内生産重視に転じるべきと思います。人々が生きるのに必要な事業・仕事は何かと考えることが永続的事業・仕事を考える原点と思います。国あっての自分という考えで永続性を追求する時代ではないと思います。国より人を優先すべき時代です。

中小事業家・仕事人は、小さいと思ってもまず自分の生産資本を大切にすべきです。農地、山林などを軽視する農地などの所有者が増えていることはよくないことだと思います。活かす工夫努力が大切です。労働サービスの資質も生産資本です。自分の生産資本です。スモールビギニングが重要になってきたと思います。