第77回国連総会軍縮・国際安全保障委員会は、北京時間3日、中国が提出した「国際安全保障分野における国際協力の平和利用促進」決議を採決しました。内容は世界平和、国際協力、ウィンウインの発展です。
中国は理想の国のような発言をしますが、南シナ海や東シナ海における利権追求は、隣国に迷惑な脅威を与えています。海の名前にシナの言葉があるので自分の海だと思っているかのようです。
台湾は中国の一部だと思いますが、共産主義に反対する国民政府が中共軍に負け、台湾に政府を移し、日本とは平和条約を結び、アメリカとは相互防衛条約を結ぶなどして民主化路線をとり、中国の攻撃に耐えてきました。当時、台湾は中国を代表する国として国連安保理常任理事国でした。
しかし大陸を支配した中国は、中国を代表する国として次第に世界で評価を受け、1971年、とうとう中国が中国を代表する国として国連に参加し、台湾は中国の一部とみなされました。
大陸の中国と台湾は、政治が大きく異なり、前者は共産党一党独裁、後者は民主主義で、統一が不可能でした。そこで中国は1国2制度という考えを出して、台湾の民主主義を認めるかのような言葉を使ってきました。
しかし、同じく1国2制度を適用すると言って統一した香港について権力で中国化を行ったので台湾は中国を信用せず、民主主義を守るために独立を目指す考えが強くなりました。
一方、改革開放で世界交流を進め、生産を重視し、飛躍的に発展した中国ですが、力がつくと、威張り始め、戦争による国土拡大を露骨にやるようになってきました。 アメリカなどとの競争を行ってきましたが、情報知識を盗むようなあくどい手段を用いていつまでも汚い競争を続けるので、アメリカなどは中国を警戒するようになり、交流が赤寄りの黄信号になりました。
中国は戦争してでも台湾を統一すると言うので、中国との交流を重視してきた民主主義国は、次第に民主主義の台湾を守る動きに転じました。 台湾との経済交流を強めるのみならず、軍事支援をする民主主義国が増えてきました。
一気に中国と台湾が戦争する恐れが高まりました。
そのような時の国際安全保障分野における国際協力の平和利用促進決議です。 中国は言行不一致、信用できないと民主主義国は思っていると思います。 中国に対する警戒を深めると思います。
中国は、ロシアのウクライナ戦争について明確な批判・非難をせず、ロシアとの関係を重んじる外交を続けています。 アメリカとの対立を意識して、ロシアとの関係を維持しているのでしょう。
世界平和どころか、人類は世界分断に苦悩しています。
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