まったり~

まったり~っとしながら、お気に入りのものたちの紹介や、日々の出来ごと、読んだ本の感想などなど・・・日常生活を綴ります

『舟を編む』

2015年04月24日 | 本の記録
つい先日、通勤途中でハチだか、アブだかに初めて刺されてビックリしています。
幸い、職場のすぐ近くだったため、着いてからすぐ流水でよく洗い流し、消毒液をつけたので腫れもすぐに引きましたが・・・。
刺された時は、ものすごく痛くて焦ってしまいました。
(2回目が怖いですね)
もう、虫刺されを気にしなければいけない時期ですね。季節がどんどん変わっていくのを実感しました。


さて、前置きはこのくらいにして、今回は久しぶりに読書についてです。

3年前に本屋大賞を受賞された三浦しをんさんの作品です。

<『舟を編む』 三浦しをん著 光文社文庫刊行>




前から読んでみたいと思っていた作品でしたので、文庫本で発売されたので早速読んでみました。

辞書作り(国語辞典?)を題材にした内容でした。

言葉に詳しくはありませんが、子供のころから辞書を引くのは好きでしたので、一体どのようにしてこれだけの言葉を編集しているのだろう?と興味は津々。

映画化されたので、ストーリーを知っている方も多いかと思いますが・・・。

楽しく読めました。

編集に携わる面々の個性も強く、特に主人公の馬締(まじめ)さんのキャラクターはなかなか良かったです(笑)

辞書作りに少しでも携わる人は、その現場に何かしらの強い思い入れを持って繋がっていく・・・そして長い長い年月をかけてようやく完成させる。というもの。

主人公の馬締さんは、辞書編集部に入ったときは入社3年目の設定でしたが、完成した時点では中年のオジサン。という設定になっていましたから。

辞書編集部に携わることになる玄武書房の社員たちの目線で各章が綴られていきます。

ただ、章ごとに急に時代が飛んでしまっている部分が結構あり、そこについていくのが大変でした。

もう少し、時代の移り変わりのようなものが丁寧に書かれていると良かったかな?と思ってしまいました。

単行本ではブルー1色の表紙でしたが、文庫本はカラフルで、でも文学的な趣を出したものとなっています。


辞書作りは、非常に根気のいる仕事ですね。
でもそれを編集してくれる人のおかげで、私たちは言葉についてを調べることができるのですよね。

お仕事関係の小説は、自分が体験したことのない分野の仕事を小説の中で疑似体験できるので、私は結構好きです。


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