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プリンセス・トヨトミ

2011年02月08日 | 本の記録
図書館に予約していた小説です。半年かかってやっと順番が回ってきました。

(←Amazonからお借りしました)

<『プリンセス・トヨトミ』万城目学 著 文藝春秋 刊>

こちらも万城目ワールドタップリの作品でした。

いつもの歴史物・古典的な雰囲気プラス会計検査院という法学部出身の万城目さんならではの作品です。

お恥ずかしながら、無知な私は「会計検査院」って何ぞや?という感じだったのですが、小説の中でわかりやすく説明してくれていました。
 
国の行政機関でありながら、立法・司法のいずれにも属さず国会・内閣・裁判所の三権のいずれからも独立している機関だそうです。
1880年の3月5日に大蔵省検査局を廃止し会計検査院を設立。
主な仕事内容は、国の収入・支出の決算を検査するそうです。

そんな会計検査院の3メンバー(表紙絵の3人です)と大阪の市民であり大阪国の総理大臣となっている男性とその息子と中学生の王女(?)が主な登場人物です。
大阪城の地下にあるという『大阪国』に会計検査院が検査に入り、様々なことが明かされていく。
という、不思議だけれど本当にあるかのように思える話です。

大阪国なんていう国は実際には無いのですが、とてももっともらしく表現されているので、まるで、そういう国が公には明かされていないだけで存在しているかのように思えてくるのです。

新しいファンタジー?

老若男女を問わず楽しめる小説だと思います。

5月に映画化されるようです。

見に行きたいな~。